船橋でも赤字地方債と事業の見直しが・・・

皆様こんにちは。昨年はお世話になりました。新年もよろしくお願い致します。決算特別委員に選ばれ、平成27年度決算2,006億円について質疑、認定をしました。

きちんというべき事は言う決算

①四市複合事務組合(*)が運営する特別養護老人ホーム三山園が単年度赤字になっていることについて船橋市ももっとチェックをしてくるべきだったこと、②千葉ジェッツのPR動画(228万円)の事業について、公金で民間を支援する公益性やその効果を明確にすること、③プレミアム付商品券については情報の周知の公平性について取り上げました。また今後の将来財政推計も示され、市の推計によれば行財政改革を行えば、概ね良好な財政状況を保てるとの見解でした。

*四市複合事務組合 船橋、八千代、習志野、鎌ヶ谷の4自治体が斎場と三山園の管理運営を行うために、共同で資金を出して設立した公共団体。船橋市議会からは4名の市議が代表として組合議員に選出されており、私もその1人です。

膨らむ赤字地方債

平成28年度予算から一般経費6%減という行財政改革が始まります。毎年未消化予算の不要額が出ますが、平成30年度予算から実質的な影響が出てきそうです。また船橋市は全国的に見ても借金が少ない額で推移(市民1人当たり実質20万円)してきました。ですがここ最近力を入れてきた学校耐震化工事、下水道整備の債務の返済が始まります。

またこれらの地方債は未来に資産を残すものとして例外的に認められています。その例外の例外が臨時財政対策債という、国が苦肉の策で認めてきた赤字地方債です。船橋市では近年この赤字地方債を使わなければ充分な予算を組めない状況になってきています。この赤字地方債は将来、国からの地方交付税措置によって返済されると言われていますが、交付税特別会計の赤字体質からすればこれは楽観的過ぎる見方ではないでしょうか?

つまがりの考え「民間との明るい協力とソフト事業の強化」

市においては今後、市立医療センターの建替えや海老川上流域における新駅建設、南船橋駅前の整備・開発、大きなプロジェクトが目白押しです。東京や成田に近い立地を活かした攻めのまちづくりはもちろん重要です。一方で市内では空き家や人口減少が進む地域、高齢化に伴う福祉を強化しなければいけない地域も増えてくるわけです。

こうした中で市内の地域間でバランスの取れたまちづくりが必要になります。まちづくりの手法にしても、もっと民間との協力を進め、コストカットに重点を置くのではなく民間の創意工夫を活かしていくことが必要です。

またハード事業は地方債でローンを組めることから初年度は取り組みやすいですが、次の世代の負担も考えるべきであり、優先順位が必要です。市のPRや映画のロケ地誘致やスポーツ振興など、お金のかからないソフト事業の強化が急がれます。そのためには市役所だけの知恵ではなく、広く市民の皆さんからの知恵と参加を引き出せるかが鍵となります。


教えて!つまがりさん!

しばらくつまがりレポートが出ていませんでしたが!?

実は9月の頭に左腕の付け根を骨折して、手術のため1泊2日の入院をしました。4か月ほど静養のため駅立ちとあわせてレポートもお休みさせていただきました。

ケガの原因はうちの子供たちをかけっこをしていて、転倒をして手のつき所が悪かったという何とも情けない話です。中高と陸上やラグビーをやっていても怪我をしなかったのですが、もうすぐ40歳ですし、激務に耐えるためにも体のメンテナンスをしっかりやっていかないとなあと実感しています。

日常生活にはそんなに困らなくなってきましたし、先日お医者さんからだいぶ骨もついてきたとの診断をいただきました。ただ、腕が五十肩のようにある程度までしか上がらないので、ちゃんとバンザイができるには4月頃までかかるのかなといったところです。

医療や介護や子育て支援や福祉といった社会保障分野に初当選以来力を入れてきました。それは誰もが「そうなり得る」、そしてそうなった時の大切なものとして、電気や水道と同じような生活インフラとしていかなくてはいけないという信念からでした。今回は当事者となって益々その想いを強くしたところでもあります。今年、1年また世のため人のためしっかりと頑張っていきたいと思います。


つまがり事務所リレー日記

介護実習を通して保育の大切さを再認識

私は1か月ほど津曲議員事務所でインターンをしました。少ない時間のなかで様々な体験をさせていただき、なかでも介護実習が私にとって大きな刺激になりました。

私は保育の職に就こうと思っています。介護とは縁がないと思っていましたが、活動で職員の方の様子を見ていると、水分補給やトイレの回数を記録していたり、体温の計測をしていたりと保育の場面と似ている部分が多くあることに気づきました。

私が目指している保育の職は低賃金の為、諦めようかと思っておりましたが、今回の実習で福祉の仕事を生で見て、人間が生きていく上で欠かせないものだなと感じ、福祉についてさらに学びを深めていきたいと思いました。

インターンを通して、コミュニケーション力や礼儀も身につき、とても充実した時間を送ることができ、自分を大きく成長させてくださった津曲議員の元で活動ができたことを誇りに思っています。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」