12月13日文教委員会における利用料の見直し集中審議5日目。利用団体から話を直接聞こうということで文化ホールを利用し、市役所、市議会各会派にも陳情書を提出しているNPO法人ふなばし演劇鑑賞会をお呼びしました。
Ⅰ、NPO法人ふなばし演劇鑑賞会の役員からの説明
このNPO法人は30年の歴史がある団体。文化ホールを中心に非営利、会員制の演劇鑑賞会を行ってきた。会員3,000人(うち1,500人が船橋市民)、年間延べ18,000人が文化ホールを利用、鑑賞している。入会金2,000円、会費は月額2,000円、高校生・障がい者は1,500円となっている。
文化ホールが長年低価格で利用できたから。2015年の会費値上げから4年間で894名の会員減となった。2016、2017年は赤字決算であった。各地でも演劇鑑賞団体が減少している。所沢や尾道などでも無くなってきており、厳しい状況。
Ⅱ、議員からの質問や意見
現在の支出にしめる会場費はどれくらいなのか、今回の料金改定の影響はどれくらいなのか。
2か月で1179万円のうち60万円(全体の5%)。会費を値上げしなければならいこともあり得るが運営は厳しくなる。ホール自体が減免していない。公民館活動は盛んであるが、演劇について船橋はまだまだ。都内に見に行くのは大変なので地元で見られる活動をしてきた。低価格で手軽に演劇を鑑賞することを通して、豊かな船橋の文化の裾野を広げていく活動を続けてきた。
周辺の同じような団体の会費はいくらぐらいなのか?
松戸2250円、千葉は2,000円から2,300円に値上げ
ビジネス性の低いものとのことであるが文化活動は総じてそういうものであり、興行性のあるものを批判する姿勢はどうなのか
団体としては商業、興行ではなく社会性、文化性の高いものを選んで上演していると自負している。
施設利用料は2倍となるが設備資料料は据え置きなので月60万円の会場費がそのまま2倍になるわけではない。年間360万円から510万円ほどになる。
Ⅲ、つまがり所感
利用料改定の影響に関する利用団体、関係者の生の声を聞こうという参考人招致第一弾でした。高校を出てすぐに青年座に飛び込んだ友人がいて、下北沢や渋谷に応援で見に行ったものでした。演劇にかける方々の情熱はそれなりではありますが感じてきました。今回は料金改定が与える影響についてご意見をお聞きする場ですので、文化的な高尚な質問はできませんでした。そもそも、演劇とは文化とは何かということも私自身深めていきたいと思います。
ホール貸付料自体は年間約360万円と全体の5%ですが周辺市と比べて低い会費となっているので、会費の値上げ→会員減少につながってしまうことを危惧されていることがよくわかりました。来週17日に他の参考人の方々からも意見を伺うので、その上で自分なりに意見をまとめていきたいと思います。
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