町内でのネコのトラブル、高齢になって動物を飼い続けられない、そういったご相談をいただくことがあります。同じ中核市であり、活発な地域猫活動や寄付による愛護棟設置など特色ある活動を行っている横須賀市動物愛護センターを、超党派の船橋市議会議員連盟で訪問しました。
令和4年度の船橋市の犬の収容数は32件、殺処分数は2、横須賀市の収容数は30件、殺処分数は0件。猫においては船橋市の収容数は230件、殺処分数は25件、横須賀市の収容数は92件、殺処分数は1件となっています。多頭飼育の問題はいつ起きてもおかしくない、特に猫の多頭飼育は問題が発生してからでないとなかなか明らかにならないのが厄介で横須賀市としても警戒しているとのことでした。高齢化が進み、飼い主が施設に入りペットが取り残される、ペットの世話が負担、手入れができずペットがノミ・ダニだらけになり飼い主にも影響がなどの課題も起きており、介護サービス事業者などにペットに関するお悩み相談を受けますというチラシを配布しています。周辺の支援者に働きかけるアプローチはとても大切だと感じます。
地域猫活動という飼い主のいない猫を勝手気ままな猫として放置するのではなく、猫の嫌いな人にも、ある程度許容してもらえる「地域猫」として、不妊手術や餌やトイレの管理など一定の管理をして見守っていこう、将来的には飼い主のいない猫を減らしていこう、という活動があります。横須賀市では57団体が地域猫活動団体として登録・活動をしています。船橋市では令和3年時点で8団体となっています。横須賀市では動物の保護・譲渡の拠点となる愛護棟を令和5年に市民の方の寄附により作っており、市民活動の底力も感じるところです。