船橋一直線!109号 脱炭素は防災対策にも

10月に閉会した第3回定例会での取組みを中心にご報告します。

進まない公用車のEV(電気自動車)化

停電が続く富里市で災害支援ボランティアへ行った時のもの(令和元年時)。電源確保は重要です。

先日、船橋警察署近くで、地震による停電を想定し、信号機を燃料電池車で復旧する訓練が行われました。
令和元年の房総半島台風では市内で停電が生じた事は皆様の記憶にも新しいことかと思います。停電時には避難所の非常用電源としてEV車を活用した事例があります。

環境部で導入されている電気自動車。 部署を横断しての導入が求められます。

船橋市の公用車のうちEV化には不向きとされるごみ収集や消防といった特種車両を除くと、本市は約350台の車両を持っています。そしてそのほとんどの車両のEV化はこれからです。災害時に避難所の電源として活用することも前提に早期の導入を進めて行くべきです。また車両についても各部署で管理していますが、カーシェアリングなども見据えてより一元的な管理と効率化を図るべきです。

今こそ未来への投資を – 令和4年度船橋市の決算

第3回定例議会では、昨年度の決算を中心に議論が行われてきました。船橋市の一般会計は2,477億円、これに国民健康保険などの特別会計を合わせると総額3,541億円です。昨年度の決算と事業の成果を来年度の予算や事業計画に活かしていくことが大切です。


市の主な収入の対前年度比(億円)

今年度の決算から見える市政の特徴的なこととしては、①税収は45.8億円増(3.9%増)②人口は増えているものの子供の数のピークはH26年84,884人から、R4年80,490人と5%減少。下げ止まっていません。

子どもの数(15 才未満)の推移

日本全体が人口減少する中で雇用の安定・経済活性化、学費・奨学金負担の解消、子育て支援など国にしかできない抜本的な対策が求められます。そして船橋としては、ニーズに応じたきめ細やかな子ども・子育て支援施策を、市政のど真ん中に据えていかなくては、後世大変な悔いを残す事になりかねません。

不登校のお子さんを支援「サポートルームひまわり」を訪問

不登校に悩む子ども達が自分たちのペースで通える教室です。午前中だけ来る子、午後だけ来る子、在籍校とひまわりと両方通う子、様々です。私が訪ねた際には30名ほどのお子さんが通っていました。多い時は100名を越える登録があり、来年度から現在の峰台小内に加えて古和釜中でも開設されます。

月1回の体験事業でお芋ほり。複式学級のようなアットホームな雰囲気でした。

にぎやかなところが苦手な子、友達関係など通う理由は様々です。ご関心のある方は総合教育センター:教育相談支援室(047-422-7730)にお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」