市政アンケートにいただくご意見の中に、「受診できる小児科がない」といった声をいただきました。今年度、私も子どもが熱を出す度に、受診できる小児科が無いか右往左往してきましたのでよく分かります。まだまだインフルエンザの猛威が続く中で保護者の皆さんも日々戦々恐々とされている中でのご意見かと思います。
そもそも千葉県は人口当たりの医師数が全国最低レベルが続いており、小児科に従事する医師数も全国平均を大きく下回る状況にあります。
そして船橋市内でも小児科を標ぼうする診療所の減少と高齢化、加えて最後の砦になる東京女子医大八千代医療センターも人手不足になり、小児医療のキャパがそもそも減っています。そこに、コロナ明けの各種感染症が続き需給ギャップが浮き彫りになっている状況です。
小児二次、三次医療の拠点病院に一次の患者さんも流れ込む状況が続けば、本来そこでしか診られないより緊急なケースや専門的な対応が必要なお子さんが受け入れられない状況になりかねません。
残念ながら医療リソースには限りがあり簡単に増やせるものではないのですが、都市における医療難民が生まれているという危機感を持って、できる限りの種まき、対策を打つとともに、市民の皆さんの理解と協力も得ていく時に来ています
今週の本会議質疑ではこういった視点で、小児科不足について取り上げます。
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