千葉県内におけるまん延防止重点措置の対象地域の変更が予定されています。
詳しい内容はこちらの記事を参照ください。
昨年から千葉県は、医療圏あたりの1週間当たりの人口10万人当たり新規感染者数をベースに酒類提供の自粛などの感染対策強化の指定地域を決めてきたとしています。過去のつまがりブログを参照ください。
6月16日現在、市原、君津の医療圏・保健所管轄圏は県内で最も高いレベルでしたので、追加地域になることが私たちもある程度予測することができました。追加地域になった皆様には心苦しいのですが、データを基にした判断は誰もが予測し易く賛成です。(以下の写真は千葉県公式WEBより
千葉県の感染状況等/千葉県
)
今回対象地域の指定として新たな考え方が示されたと思います。
- 医療圏域ではなく市町村ごとに指定の有無を考える
- 東葛北部医療圏で松戸市のみが解除対象外
- 東葛南部医療圏で八千代市のみが解除対象
- 10万人当たりの新規感染者数が15人を越えるかどうかという基準にこだわらずに判断をする
- 16.47の八千代市は解除、8.73の松戸市は指定の継続。
- 船橋市は10.76ですが食品加工場での50人近いクラスターも確認されていることからの指定の継続なのか。あるいは東葛南部の交通の結節点であるからなのか。
熊谷知事は市長村長とのコミュニケーションを大切にするとの政治姿勢です。市町村長の要請により指定をしているところもあるので、地元市町村長の意向もあるのかもしれません。
また、指定の地図を見れば総武線・内房線沿線エリア、常磐線エリアの東京の玄関口になる松戸を重点地域として考えているとも読めます。
飲食店をはじめ多くの事業者・県民は突然の変更や決定に大きな影響を受けますし、心理的な衝撃も大きいです。来週からの県議会でコロナ対策の補正予算も議論されるようです。
是非、いち県民であっても一定の予測ができるよう、重点措置を指定・解除する客観的な考え方やさらなる情報公開についても議論していただきたいと思います。それが対象地域の指定・解除・継続されるにあたっての納得感にもつながるのではないでしょうか。