令和4年度船橋市決算に関する教育委員会からの説明を受けました。
ここ10年間の懸案であった学校の耐震改修、トイレ改修を終え、今後校舎自体が古いものから改築や大規模修繕となっていくでしょう。
古い校舎の中でも次の校舎が対象として検討されています。
また、小中学校の老朽化対策の中でも大きな課題となっているのが、学校プールです。
コスト面や先生の水泳授業の負担ということもあり、船橋市としても民間プールでの授業を始めましたが、その事業者自体が営業を取り止めてしまうということも起きて一筋縄にはいきませんし、船橋市内に民間のプール施設は多くはありません。また、プールの製造大手が事業撤退するなどプール設備を取り巻く環境は厳しさを増しています。
水泳の授業自体は必須では無いのですが、教育効果ではなく老朽化や授業ができないので水泳の授業を取り止めるというのでは本末転倒です。子ども達への教育効果を主軸に検討を進めるのが筋です。
こうした中で私として、注目しているのは、
- 拠点校をつくって集約化を進めること、
- 屋内プールにして利用期間を長くすること
- そして地域開放し、社会教育や健康増進の場としても活用すること
です。目黒区での検討が大変参考になります。
単なる効率化にとどまらずに、集中的に施設に投資し、子ども達だけでなく、地域にも開放することで学校プールに新たな役割を加えます。また学校の敷地はどこも手ぜまで、先生たちの駐車スペースにも困るほどであり、プール跡地の積極的な利活用というプラス面もあります。
船橋市教育委員会内での検討もされているのでしょうが、私としても令和5年9月議会で積極的に取り上げていきます。

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