2022年度つまがり市政アンケートの結果報告

2022年度のつまがり市政アンケートへのご協力ありがとうございました。

その結果を報告します。

1.調査の実施概要

アンケート配布方法ホームページ、SNS、駅頭やポスティングでの紙配布
実施期間2022年10月~2022年12月
回答数192件(回答手法の内訳としては、Web経由が8割。残りは郵送やFAXなど)

2.つまがり市政アンケートの結果と考察

「市政で力をいれるべきもの」の1位は、昨年度と変わり教育・子育て支援になりました(昨年度は幹線・生活道路が1位)。子育て世代だけでなくベテラン世代からもこの分野を最優先すべきとの意見が出ています。

2位は幹線・生活道路、3位は医療体制となっています。

船橋市役所の市民意識調査によれば「市政で力をいれるべきもの」として教育・子育て支援は8位となっています。つまがり市政アンケートの回答者では教育・子育て支援への関心が高い傾向が明らかです。(なお、選択肢や調査手法が同一では無いことに留意する必要があります。)

船橋市役所の市民意識調査と市政で力を入れるべきものについてはこちらから

市民意識調査について

令和3年度市民意識調査報告書P154に「市政で力をいれるべきもの」についての記載あり

3.教育・子育て項目の結果と考察

教育・子育て支援の中でも特に教育・子育て費用負担の軽減を優先すべきとの意見が最も多く昨年よりも割合も高まっています。

第三子以降の学校給食の無償化は始まっていますが、その対象範囲の拡大や保育料やこども医療費の軽減、制服・学用品費の見直しなどきめ細やかな対応を引き続き要望していきます。

4.幹線・生活道路の項目の結果と考察

優先すべきものとして、歩道・自転車道整備や道路渋滞をあげる意見が多く昨年と同様の状況が続いています。

まだまだ市民要望が直接届きにくい現状にあり、昨年から始まったLINE通報システムの周知と改善が必要です。また国道・県道に関する要望も多く、市が本来よりも費用負担をしてでも早期改良工事を進めるなど、これまでのやり方に捉われない取り組みを研究・提案していきます。

2021年度のつまがり市政アンケートはこちら

5.医療体制項目の結果と考察

医療体制の中でも、優先すべきものとして、救急医療(26%)、医療費の無駄の削減(23%)となっており、昨年度の感染症対策(45%)、救急医療(27%)、医療費個人負担の軽減(16%)の順と比べ大きな変化が出ています。

長引くコロナ禍の中で、医療機関への感謝からある種の不信に市民意識が変わってきているように感じます。医療にはどんなに工夫してもキャパシティがありますし、市民側にも自己防衛・自己管理が必要とされる面もあります。感染者が増加し医療がひっ迫すると医療機関が大変になるというようなミスリードする報道も見受けられ、誤解を招くものとして憂慮します。医療と市民の間で断絶が広がらないように、政治・行政としてしっかりと発信・状況の周知・理解の促進に努めることが何より肝要です。

6.介護サービスの充実の項目の結果と考察

介護サービスの充実の中でも、優先すべきものとして、昨年度は施設・在宅サービスが充分にあること(48%)が1番でしたが、介護人材の育成(47%)が1番になりました。

ハードを整備しても人材がいなければ、絵に描いた餅です。金銭的な報酬の充実ももちろんですが、職場環境の改善も重要です。特にこれまでなかなか取り上げられてこなかった、利用者・家族からの介護人材へのハラスメントについては今後も議会で取り上げていきます。これらの人材を消費するのではなく、公共財として皆で大切に育んでいく意識を醸成していかなくては超高齢社会は乗り切れません。

7.都市交通の結果と考察

新規の項目です。鉄道運賃の見直しは北総開発鉄道の値下げを受けて、東葉高速鉄道の値下げに対する期待の現れです。また市内循環バスの創設、バス路線の見直しは現状のバス路線に対する不満を表しています。

東葉高速鉄道の運賃値下げについては船橋市と同じく主要株主である八千代市も市を上げて取り組みをしています。鉄道を管理・運営するだけでなく、再生可能エネルギー・脱炭素などの分野、不動産の有効活用による経営努力を求め、その果実を利用者に分配するように今後も強く働きかけていきます。

船橋市内の民間バス路線はコロナ禍により利用者減少もあり、路線維持についても目いっぱいの状況でもあります。医療センターへの定時直通バスや交通不便地域への公的支援など、ポイントを付いた交通政策を提案していきます。

8.行政のデジタル化の項目の結果と考察

「行政のデジタル化」は、おおむね好意的に受け止められています。但しサポートが必要との意見も多いことに留意する必要があります。

各出張所から行政職員のアドバイスを受けながら、オンラインで市役所本庁舎とやり取りできるようにするなど、身近な出張所の機能強化も今後提案していきます。

9.まとめ

つまがりに関する要望・意見として教育・子育て支援をあげる意見が最も多く、今後も自信を持ってこの分野に注力をしていきます。明石市の教育・子育て政策を評価する意見も多く参考にしていきます。

自由意見の中で障がい児支援、特別支援教育の遅れが指摘されています。この分野は私のライフワークでもあり今後も働きかけていきます。

市内の道路状況については、以前として厳しい意見が多く、船橋地域の弱みであることを強く再認識させられました。難しい面も多いですが計画的に進められているか、改善できることはないのか、チェック・研究をしていきます。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」