2021年度つまがり市政アンケートの結果報告

2021年度のつまがり市政アンケートへのご協力ありがとうございました。

その結果の概要とつまがりの考察をまとめました。

1.調査の実施概要

アンケート配布方法ホームページ、SNS、駅頭やポスティングでの紙配布
実施期間2022年1月~2022年3月
回答数150件(回答手法の内訳としては、WEB経由が8割。残りは郵送やFAXなど)

2.つまがり市政アンケートの結果と分析

2021年度に市役所が行った船橋市市民意識調査では1位「幹線・生活道路の整備」48.7%、2位「医療体制の充実」36.0%、3位「介護サービスの充実」17.6%となっています。

幹線・生活道路の整備に関心が高いことは同様ですが、市のアンケートと比較して、私独自のアンケートでは教育・子育て支援に高い関心が寄せられていることが顕著です。(なお、選択肢や調査手法が同一では無いことに留意する必要があります。)

船橋市役所の市民意識調査と市政で力を入れるべきものについてはこちらから

市民意識調査について

市民意識調査報告書P151に「市政で力をいれるべきもの」についての記載あり

3.幹線・生活道路の項目の結果と分析

幹線・生活道路の中でも最も優先すべきものは、歩道の整備(44%)、道路渋滞(36%)自転車や車の安全運転(9%)の順となっています。

昨年度のつまがり市政アンケートの内容:道路渋滞(39%)歩道の整備(28%)、自転車や車の安全運転(15%)と比較すると、歩道の整備への関心の高まりが顕著です。

2020年度のつまがり市政アンケートはこちら

昨年6月におきた千葉県内の八街市での事故の影響も大きかったと思います。今回は具体的な道路の箇所を指摘・相談いただく自由意見も多かったです。

4.教育・子育て項目の結果と分析

教育・子育て支援の中でも、優先すべきものとして、教育・子育て費用負担の軽減(31%)、学校教育の改善(30%)、保育園・学童の待機問題(19%)の順となっています。

昨年度のつまがり市政アンケートの内容:学校教育の改善(32%)、教育・子育て費用負担の軽減(29%)、保育園・学童の待機問題(19%)と比較すると、教育・子育て費用負担の軽減が1位になるといった順位の変更がありました。臨時の子育て支援給付や教員の多忙化などが社会的に注目された影響もあったと思われます。ただし、割合などの傾向については大きな変化は見られません。

5.医療体制項目の結果と分析

医療体制の中でも、優先すべきものとして、感染症対策(45%)、救急医療(27%)、医療費個人負担の軽減(16%)の順となっています。昨年度のつまがり市政アンケートの内容:感染症対策(41%)、救急医療(23%)、医療費個人負担の軽減(19%)と比較すると、順位・割合ともに大きな変化はありません。

コロナ禍を反映して依然として感染症対策への関心の高さが伺えますが、調査時期がまん延防止措置の時期、感染者数や救急搬送件数が増えていた時期とも重なっていたことも影響していると思われます。

6.市街地整備の項目の結果と分析

市街地整備の中でも、優先すべきものとして、再開発・区画整理の推進(46%)、空き家・空き店舗対策(25%)、駅前ロータリーの改善(20%)の順となっています。

昨年度のつまがり市政アンケートの内容:空き家・空き店舗対策(40%)、駅前ロータリーの改善(26%)、再開発・区画整理の推進(23%)と比較すると、再開発・区画整理の推進が順位・割合ともに大きく変化しています。

再開発・区画整理の推進の内容を分析すると、市で力を入れるべきものとして幹線・生活道路を重複して選択している回答が9割を越え、その内訳も大部分が歩道の整備や道路渋滞となっており、解消策として再開発・区画整理に関心を寄せていることが伺えます。

7.介護サービスの充実の項目の結果と分析

介護サービスの充実の中でも、優先すべきものとして、施設・在宅サービスが充分にあること(48%)、介護人材の育成(39%)、高齢者のいきがいづくり(13%)の順となっています。

昨年度のつまがり市政アンケートの内容と比較すると、順位・割合ともに同様で変化は見られません。目立った自由意見はありませんでした。

8.コロナ対策項目の結果と分析

新型コロナウイルス対策の中でも、優先すべきものとして、医療検査の充実(42%)、社会経済活動との両立(26%)、生活・事業支援(17%)の順になっています。

昨年度のつまがり市政アンケートの内容:医療検査の充実(60%)、生活・事業支援(23%)、教育・就職支援(9%)、景気・雇用の刺激策(8%)と比較すると、医療・検査体制の充実の割合が減少し、社会経済活動との両立にシフトしていることが伺えます。

感染防止か社会経済活動かの二者択一ではなく、社会経済活動を取り戻していくためにも医療検査体制の充実が求められていると捉えることもできます。

9.複数の方からいただいた目立った自由意見

  • 市はワクチン接種などコロナ対策においてスピード感を持って対応して欲しい。
  • オンライン授業の実施など学校での感染防止対策の工夫・強化をして欲しい。
  • 新船橋駅や塚田駅周辺などの新規開発に伴う渋滞や道路の安全確保をして欲しい。
  • 道路の危険箇所の改善、道路渋滞の改善を図って欲しい。
  • 計画的なまちづくりをして欲しい。
  • 臨時子育て支援給付をはじめ子育て支援策に関する所得制限は不平等である。 etc
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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」