2020年度 つまがり俊明市政アンケートの結果報告と分析

 2020年度の市政アンケートへのご協力ありがとうございました。今年度も集計、分析作業が遅れてしまい申し訳ありません。アンケート結果とつまがりの分析をまとめました

1.アンケート実施概要

  • アンケート配布方法 ホームページ、SNS、駅頭やポスティングでの紙配布
  • 実施期間 2020年12月28日~2021年2月15日
  • 回答数 95件
  • 分析の方針 2019年度との比較

2.アンケート結果と分析

(1)市政で力を入れるべきもの

  • 「市政で力を入れるべきもの」の1位は、今年も教育・子育て支援となっています。回答者の年齢の半分以上が40代以下であることが影響している側面もあるかと思います。ただ僅差で幹線・生活道路が2位となっています。市役所の調査では幹線・生活道路が長年1位となっており、多くの市民が課題として感じていることが伺えます。

(2)道路・医療

  • 「幹線・生活道路」の1位は「道路渋滞」。昨年は「歩道の整備」と順位が逆転しました。
  • 「医療体制」の1位は、今年新たに選択肢に加えた「感染症対策」が4割となっています。コロナ禍で市民の関心が高いこと、アンケート期間中に船橋市が緊急事態宣言の対象地域となったことも影響しているものと思われます。

(3)教育・子育て支援、市街地整備

  • 「子育て支援」の中の昨年の1位は教育・保育の質の向上でしたが、今年は学校教育の改善となっており、自由意見の中にもオンライン教育や発達支援など具体的な要望があげられていました。私も子育て世代であるので、同じく子育て世代の皆さんから意見を言い易いということも背景にあるのかもしれません。
  • 「市街地整備」の1位は昨年と同じく空き家・空き店舗となっています。全体に占める割合は55%→40%と減少していますが、地域の中で空き家・空き店舗問題が課題して認識されることが続いていることが伺えます。

(4) 介護サービスの充実、新型コロナウイルス対策

  • 介護サービスの充実は今年新たに加えた選択肢です。「施設や在宅サービスの充実」と同じくらい「介護人材の育成」の項目が優先すべき事項として選択されています。介護人材不足の状況が世の中でも共有されてきているということでしょう。
  • 「新型コロナウイルス対策」は今年から加えた項目です。ほぼすべての方がこの項目について書き込んでいます。最も多いのは「医療検査体制の充実」、次に「生活・事業支援」となっています。

3.所感

今年度のアンケートでは全体の回答のうち約半分の方から自由意見をいただきました。昨年も同じくらい多くのご意見をいただきました。昨年は道路、教育、環境、まちづくりなど幅の広いご意見・ご提案をいただきましたが、今年はこども関係と新型コロナ関連が多かった傾向が見られました。また具体的な対応を求めるケースも多く、アンケートを通しての広く市民の皆さんの要望に応える窓口になっているのではないかと、一定の手応えも感じています。

初めてアンケートを実施した頃はネット経由の回答が半分でしたが、コロナ禍ということもあり、ネット経由の回答が大部分になりました。ネットの良さは双方向性を発揮しやすいことにあります。これまでの政治・行政はともすると一方的に自分の考えや現状を伝えるというものが多かったと感じます。

ICT技術をさらに活用して、市民の皆様が日常的に市政に参画しているという手応えがあるものにしていけます。リアルに市民の声を聞く事とオンラインとの両方の手段を活用するハイブリッド型が標準になるでしょう。困難な時代だからこそ市民の皆様の声をしっかりと傾聴し、実現できることは一歩でも実現に近付けていきます。そして、できない事であっても共感し、なぜできないのかを情報公開して、想いに寄り添えるような姿勢を大切にしていきたいと思います。引き続き多くの皆様からのご意見をお待ちしています。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」