卒業式では凛々しい子供たちの姿を見送ってきました。地元の中学校は昭和36年開校して、今年で60周年になりました。
地域の皆様が60周年記念誌をまとめてくださっています。私も原稿の依頼をいただき、次の文章を寄稿させていただきました。この情勢ですので式典や祝賀会はありませんが、心よりお祝い申し上げます。
「中学校こそ地域の中心」
創立60周年おめでとうございます。
団地とともに誕生し、生徒と学校を育んできた先人の皆様に心より感謝申し上げます。
私の小学生の子供達もいずれお世話になる学校であると思うと、1人の親としても感謝の気持ちでいっぱいです。
私はお隣の御滝中の出身ですが、高根台では団地の芝生をぬって大穴市民プールに通った楽しい思い出があります。今は来賓自粛になっていますが、学校の入学式・卒業式・運動会などへ呼んでいただけるのをいつも楽しみにしていました。小学校の卒業式ではまだあどけない子供達が、高根台中の卒業式の時には立派なお兄さん、お姉さんになっている姿を見ると、思わず目を細めてしまいます。そして学校に関わっている多くの来賓の皆様も学校に行くといつも以上に笑顔があふれます。
私の父は廃止になった炭鉱のまち、母は過疎化の進む離島の出身です。小さい頃に父母が出身の小中学校に私を連れていってくれました。いずれも人口が減って廃校になっていて、子どもながらにとても寂しい想いをしました。子ども達がいる学校は地域に明るさをもたらします。長らくの空き地にも住宅や福祉施設などが建ち、高根台団地の再生が進んできました。
学校はこども達の学び舎であるとともに、防災の拠点であり、地域のつながりの大元でもあります。高根台中がさらに発展されるよう、これからも応援をさせて下さい。皆様と一緒にさらに良い高根台そして船橋をつくっていきたいです。