
松下幸之助翁が私財70億円をかけてつくった松下政経塾へ。
今回は11、12日と2日間、大阪の中高一貫校高槻高校のいわゆるキャリア教育プログラムのお手伝いとして参加。学生さんの将来目標である志の確立に向けてのアドバイザー役です。

辻堂駅南口も私が入塾した12年前と比べるとロータリーも新しくなりました。

今回は時間に余裕もあったので歩いてみました。駅から徒歩25分、閑静な住宅街を抜けるとシンボルの塾の塔が見えてきます。


まずは高校生の皆さんの検討の参考にということで3名の塾生・OBから志、実践の発表を行います。

塾生発表
40期生、中山真珠さん。
子どもの貧困対策がテーマ。学生時代から公益法人子どもの貧困対策センター「あすのば」学生理事として活動。母もこども食堂を運営。こどもの貧困とシングル家庭との関連は大きい。より女性議員を増やしていき当事者の声を反映していくべきとの意見。大学卒業後すぐに政経塾へ。問題意識も明確で頼もしいです。是非実践を積み重ねていって欲しいと思いました。

土屋正順(36期)、市川市市議会議員。
社会的包摂、すべての人を見捨てない社会がテーマ。自分自身が吉本興業で脱落したからこそ。かつて超競争社会にいて人を蹴落とすのが当たり前だった。そんな不安のまっただ中で地元の小中高校の同級生に支えられて苦しい受験勉強を乗り換えて価値観が変わった。
私の事務所でインターン、ボランティアをしていた事もあり、立派な姿に感無量です。
岡田吉弘(35期)
広島県三原市から来たOB。同級生のうち80人のうち3人から帰ってこない。民間企業が少ないからこそ、ICT起業を増やしていくしかない。先進国イスラエルにも足を運んだがプログラミング教育がまったく遅れている。
こどもたちと商店街に行きニーズを聞き取り、ロボットやシステムを創り、テクノロジーを活用していく。総務省唯一の認定教室になった。
語りかける素直な口調、そして自分の言葉で訴える力、聞かせる弁舌です。
高槻高校の生徒さん達からの質問も、何故そのテーマ、その場所でといった志の動機を聞く、活動の具体性は何か?本質的な質問も多かったです。

お昼は崎陽軒のシウマイ弁当。神奈川に帰ってきた気がします。

高校生の皆さんと心理的距離を縮めるため、塾内をご案内。私の担当する班は11人、理系クラスです。


政経塾必修の茶道研修を行うお茶室。塾生時代は裏千家の宗家で最後は研修させていただきます。
学生さんたちも正解のない検討ですから戸惑っているようですが、ある程度は形にして、休憩時間に中庭で鬼ごっこを一緒しました。ラグビーやアメフトをやっている子もいて素早い~

夕食は塾内の食堂で。野菜が多くてヘルシーです。

愛媛や広島などなかなか会えない塾OB、塾生で懇親会。夜遅くまで近況報告を含めて話が尽きません。
学生さん達、ちゃんと検討して明日にのぞんでくれるかなあ。