2年生100人強、H班11人を担当しました。中高一貫の男子校(現在の中学生からは共学)元気いっぱいの高校生たち。班の中には、医師、税理士を目指したい、いじめや受動喫煙を無くしたい、障害者雇用に取り組みたい、音楽を頑張りたいなど、多様多彩な志を立派に発表していました。
班の代表選手として選ばれた子の志は「いまはまだ定まっていない」だからこそ留学をしたり自分の経験値を上げたいとのことでした。
飾らずに正直でした。ちょっとやる気ないように見えてよく考えている、どうしようと2日間悩んでいました、だからこそ友達の話をよく聞いていた。そんな彼の姿勢を仲間は見ていたのだと思います。自分が高校生の頃どうだったかなと思うと、ラグビーや友達のことしか頭になく世の中のためまで考えられなかったです。それからしても遥かに立派です。
全体発表会は
医師、遊園地をつくりたい、今は無い、アナウンサー、などとてもワクワクする発表でした。高槻高校は創設80年になる伝統校で、当時の地元の名士が協力をしてできてきたもので伝統的に医学部志望が多いそうです。いわゆる「良家」の子弟といった素直で賢い子供達が多い印象でした。中学校から5年間一緒なので良い意味の仲間意識も強く、さり気ない優しさもあって、良い関係をつくっていて微笑ましかったです。
私からも大学進学の時に教育学部か法学部か迷ったという話をしたところ、教えるのが好きなのか、子供が好きなのか、といった質問が出たり、鋭いなあと思います。
休憩時間などちょっとした空き時間に政治談義にもなりました。
- 公約を守れるのか?
- 新しい事業をやるといっても何か削らなければできないのではないか?
- 野党の質問があげ足取りに見える
- タレント議員をどう思うか
など、高校生の問題意識が垣間見える良い質問、意見がありました。
後の予定の関係で途中退席しましたが、2日目には「先生、先生」と親しみを示してくれる子供達もいて、教員の皆さんたちの幸せの一端を感じさせてもらいました。来年も日程があえば、またアドバイザー、引率役をしたいと思います。