文教委員会の市内視察~法典公園、運動公園、金杉台中~

本日午後は文教委員会の視察。現在市では各種市内施設の利用者負担を上げる(つまり、利用していない人からの税負担は減る)、つまり利用料金の値上げを検討しており、11月議会で関連する条例改正案が出てくる見込みです。
今回はすべての施設を見るのは困難なので、台風15号の被災も受けた法典公園、それから老朽化が進む運動公園施設、そして統廃合の検討がなされている金杉台中学校に足を運びました。

まず法典公園ですが、平成12年開園。テニスコート、サッカー場、野球場などがあります。
約20年前に伊藤忠商事の保養施設を買い取ったもので、浴場や旧食堂や役員用のVIPルームなどとてもしっかりした施設でした。
ですが築年数もあり、充分なメンテナンスもしてこなかった様子です。例えば、お風呂場のボイラーは故障によりシャワーのみが利用できる状況です。

さらに今回の台風の影響により漏水による大きな被害がありました。
詳しい原因は不明ですが2Fの窓のパッキンの劣化などではないかともいわれています。
一時は2Fフロアは長靴で入らなくてはいけないほどの状態であったと言います。

多くの市民の皆さんに親しまれている夏見の運動公園。
昭和32年市立船橋高校の建設にあたり市営運動場が廃止。その代替として昭和40年に陸上競技場、テニスコート、その後市民プール、市民体育館、弓道場、サッカー場をつくってきました。
私も中学は陸上選手として、今は子どもたちとプールに遊びに来る場所です。運動公園は昭和47年、若潮国体の体操の舞台ともなりました。
老朽化により毎年のように修繕費用がかかります。利用料金も低額に抑えてきましたが、いわゆる資本費(減価償却的なもの)を今後含めて考えていくことが検討されています。

私の母校御滝中の隣接校でもある金杉台中学校。同級生の子供たちも通っていた馴染みのある場所でもあります。
かつて金杉台団地が子育て世帯にあふれた時とは異なり、現在では全校生徒57人で、中1:14人、中2:13人、中3:10人です。

教師は7人で9教科揃うのはなかなか難しい状況で現在も家庭科専門の先生はいません。数学の先生に技術を持ってもらったり教頭先生が美術を教えたり、何とかやっているのが現状です。
先日行われた市のアンケート(速報)によれば、金杉台中学校に通う可能性のある414名の小学生4~6年生のうち金杉台中進学希望は10%、70%は御滝中という状況です。
その理由としては部活動の選択肢が多いという理由が最も多く6割になります。金杉台中に無くて、御滝中にある部活はソフトボール、サッカー、陸上、バドミントン、バレーボール、柔道部です。それでも放課後の吹奏楽部、美術部、バスケ部、テニス部でいきいきと子どもたちは活動していました。
部活だけが学校生活でもありません。近々、このアンケート結果を正式にまとめ、地域の皆さんとの意見交換にのぞむとのことです。今後も金杉台中学校の動きを注視したいと思います。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」