障がいのある人も無い人も共に暮らすために

船橋でも障がい者雇用の「水増し」

昨今、各省庁や自治体で障がい者雇用のいわゆる「水増し」が行われていることが明らかになりました。そして大変残念な事ですが私たちの船橋市でも不適切な取り扱いがあり、私も議会で取り上げました。平成30年6月1日の数字によれば、市長部局5人、教育委員会で4人、病院局で1人の「水増し」がありました。

法定雇用率と実態は市長部局(法定2.5%>実態2.37%)、教育委員会(法定2.4%>実態2.04%)、病院局(法定2.5%>実態1.14%)といずれも法定雇用率を下回る実態であることが明らかになりました。法定雇用率を達成する事はもちろん、障がいのある人も無い人も仕事がしやすい環境創りを追求すべきです。
障がい者グループホームでの宿泊ボランティアにて(お味噌汁を準備)
障がい者グループホームでの宿泊ボランティアにて(お味噌汁を準備)

市内には9万人超の当事者とご家族

この事が明らかになった当初は、民間に障がい者の法定雇用率を達成できなければ反則金を求めておいて、役所自身がやらないとはとはどういう事だという思いでした。市内で障がいのある人は約3万人。その親御さんが健在だとすると3+6万人がまさに当事者です。様々な方々、特に障がいのあるご家族を持つ方々から、今回の件に関する思いを聞き、とても悲しい気持ちになりました。

この社会には根深い差別感があり、人権教育が大切です。もちろん多様性を認め合うというのは言葉で言うほど簡単な事では無いと思います。

人は生まれながらにして尊い存在

「職」と同じくらい大切な「住」。地域で共に暮らそうという障がい者グループホーム創りも、H27年定員251人→H30年定員389人と少しずつ進んできましたが、地域の方の反対で進まない状況もあります。私も1、2か月に1度ほどですがボランティア実習に参加させていただいています。正直戸惑う事もありますし、この人の特徴は何なのかなと試行錯誤し接しています。

1人1人の存在自体が生れながらにして等しく尊いものです。ある日突然、自分自身や家族が病気や事故で障がいを抱えたり、介護を必要とすることは、誰もがあり得ると思います。だからこそ困った時はお互い様の支え合いが大切ではないでしょうか。


つまがりに聞く!? 立憲主義とは何ですか?

「権力者が勝手気ままに権力を振るわないように憲法によって制限をすること」と言われています。もちろん政党の専売特許ではありません。個人は生まれながらにして、自由や平等を追求する権利を持ちます。ですがそのままにしておいては、正悪は別にして、弱肉強食の社会になります。そこで国家や自治体が必要となります。ただ、これらの権力機構は放っておくと怪物のように暴れるおそれがあります。なので、この怪物に鎖をつけておこうというのが憲法です。国民の三大義務と言われる、納税・勤労・教育を受けさせる義務は、主権者として国家や自治体を持続させるために例外的に定めたものです。


市民の投稿ひろば

大学1年生:男性

私は学生ボランティアとして、津曲議員のもとで学ばせてもらっている大学一年生です。色々な活動を体験させて頂きましたが、最も印象深かったのは駅頭での広報活動です。レポート配りでは人通りの多いところで配る手前、どう渡せば受け取ってくれるか?を常に考える必要があり非常に刺激的な体験でした。

マイクを握らせて頂いた際には、もちろん多くの人に訴えかけるのも重要でしたが、津曲議員が言う「街との対話」の必要性を意識することが多々ありました。同年代がマイクを持っていることに興味津々の学生、そして不思議がるそれよりの上の世代の方々、その全てとコミュニケーションすることを目指すのが政治のありようだと学ばせてもらいました。

政治は活用するツールだと思います。一方的に働きかけられるだけでなく、私達市民からも関わりあう必要があるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」