本日は議会全体で防災に関する研修。まず震災を想定した議場での避難訓練
その後、跡見学園女子大学鍵屋一教授からの講演。
板橋区で危機管理担当幹部、議会事務局長を務められ、まさに議員に向けてお話しする適任の方でした。
コロナ禍にも通ずることですが、災害時に議会・議員がどう行動するべきなのか、東日本大震災での教訓を踏まえて、多くの学びをいただきました。
災害時の議会、議員の役割は
- 地域での支援活動(ただし市の悪口を言って分断しない)
- 情報収集と情報発信
- 外部視察を受け入れる役割
- 国や県など外部への要望活動
- 復興ビジョンのような大きな枠組みをつくる
とのことで、えこひいきや住民を分断しないように活動すること、自らの影響力を自覚し住民支援の主体である行政職員の動きを止めないこと、が大切であるとのことです。
そして組織は非日常が苦手であり、どうしても先例重視となり特別な判断をできない。
危機時は臨機応変な対応が必要であり、行政職員が苦手な「正常化バイアスの打破」を行うことこそ議会・議員の役割であるとのことでした。
非常に納得のいくお話しで一言でまとめれば「その言動は住民にとっての幸せにつながるのかを第一に考えよ」ということでした。これは非常時だけでなく日常でも当然大事にすべきことです。今後は個人としてだけでなく、議員同士でも議論を深めていきたいことです。