11月29日 一般質問3日目〜台風被害の質問が連発〜

1、11月28日の災害に関する一般質問

計画運休がなされた今回の台風

本日も防災・災害について4人の議員から質問がありました。

  • 高齢独居の方や体の不自由な方への避難所までの送迎はできないのか?
    • 地震などの突発的な災害では共助で実施してもらいたい。台風は事前準備の時間もあるので検討課題とさせていただきたい。
  • なぜ全小中学校を避難所として開設しなかったのか
    • 震度5以上は全小中学校が自動的に開設される。風水害の時にどうあるべきかは検討課題とさせていただきたい。
  • 災害に関する情報が周知されていないのではないか。
    • 防災行政無線、消防団の車両が回ってLアラート、テレビ・ラジオなどを通して情報がまわるようになっている。
  • 災害情報メールに登録しているのは22,000人程度。メールも届くものと届かないものがあったり、大津市ではプッシュ型の防災アプリを使っている。
  • 水害対策についてだが、高齢者の方のために土嚢を役所で届けることはできないのか?水土嚢はどうか?
    • 危機管理課の職員で対応するようになっているが今回は手が回らなかった。吸水性の土嚢については500個ほど導入してみた。
  • 水位監視カメラの映像をインターネットなどでリアルタイムで公開できないのか?
    • 29箇所設置しているがアクセス・システム上の問題があるが今後公開できないのか検討していきたい。
  • 他市支援の要請はあったのか、またどのような基準をもとに行うのか、他市への備蓄の補充はいつどのように行われるのか
  • 避難所における受変電設備は地下などにないのか。大丈夫なのか。
  • 災害拠点病院である医療センターをハザードマップで浸水想定されている場所に移転するのはいかがなものか。

それぞれの議員の皆さんが実体験や市民の皆さんから聞いたことに基づいて質問されているのでいちいち納得できる内容が多かったです。
特に水位監視カメラの映像の公開は有効だと思います。よく河川の様子を見にいって亡くなってしまうことがあります。
ですから「危険なので増水している河川に近付かないで」と言います。避難するべきかなどを判断するために様子を見に行ってしまうのが人情です。

ですから監視カメラの情報だけでもネット公開すれば、見に行くことも減ります。
隣の八千代市では公開しています。スキー場もカメラを公開しているくらいですから、私はもっと進めるべきだと思います。

2、喫煙リスクについて高原病院局長の答弁

防災関係ではありませんが大変興味深いやり取りがありました。喫煙についてです。
「医師の立場として喫煙のリスクをどう考えるか」という議員の質問がありました。
答弁に立ったのは医師である高原病院局長から、

  • 世界的に見ても、日本の健康において最大のリスクは喫煙であるということ
  • 煙の中にはポロニウムなどの放射性物質、カドミウムなどの重金属を含んでいる
  • 日本は世界の中でも喫煙についての規制が緩い。

など大変理路整然としたわかりやすい指摘がありました。
祖父はタバコ農家ですし、私も30歳まで愛煙家でしたので愛煙家の気持ちもわかりますが、世界的な流れは分煙から禁煙に向かっていっていることをあらためて感じました。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」