3月上旬に任期最後の本議会質問を行いました。特別支援学級、子ども医療費助成の対象 を高校生まで拡大すること、点字ブロックなどについて取り上げました。
保育園や学校の受け入れ状況

市内では発達障がいの可能性があり支援が必要なお子さん達を受け入れる保育園が少なく、待機児童が発生しやすい状況にあります。また市内82小中学校のうち特別支援学級が設置されている学校は6割、学区外から通わなければならないお子さんは5割にも及びます。

障がいのあるお子さんを優遇して欲しいと言っているわけではありません。可能な限り、最寄りの保育園や学校に通えるようにして欲しいということを質疑の中で求めました。
人は生まれながらに誰もがかけがえのない大切な存在です。多様性を大切にすることは子ども達が違いを認め合い、創造性を育むことにもつながります。
子どもに関する3つの無償化 を提言
今年から学校給食費の第3子以降の無償化が始まりました。 そして今年4月から、船橋独自に子ども医療費助成の対象が 高校生まで拡大することになります。しかし都内のような第2子以降の保育料無償化の動きはありません。

人生100年時代とも言われます。未来が細れば、将来の年金や介護の担い手不足は人生のベテラン世代の皆さんにとっても大きな問題かと思います。もちろん将来の支え手をつくるために子育てをするわけではありませんが、 市民全体の幸せのためにも、皆で子ども達を応援していきませんか。
船橋市初の横断歩道の点字設置など

市内の駅ホームドアの設置や点字ブロック設置が進んできました。今回、フェイスの前の横断歩道に、エスコートゾーンという横断歩道上の点字のラインが設置されることになりました。

また市本庁舎に行かなくても出張所からパソコンの画面で手続きをすることが、障がい福祉手続きで試行的に始まりました。こういったことは障がいのある人だけでなく、お子さん連れやお年寄りの皆さんのためにもなります。
これらは当事者の皆さんと市職員の皆さんとの真摯な直接の意見交換から生まれたことです。議員が意見を代弁するだけでなく、当事者の方の声がダイレクトに伝わることがより良い政策やまちづくりにつながると思います。今後もそういった機会を創る橋渡し役をやらせてください。