皆様こんにちは。今期から市民環境経済委員会の常任委員となりました。今回委員会として船橋市場を視察してきました。議会は住民から選ばれた議員による合議体ですので、委員会がより活性化するよう積極的に関わっていきたいと思います。
市場の歴史と市の関わり
船橋の市場では、お寿司屋さん、八百屋さん、居酒屋さんといった小売りの店舗の方々に野菜などの青果やマグロなどの水産物を卸しています。
昭和44年に開設され、約40年間、商品の集積・価格決定・小分け配送という3つの役割を果たしてきました。
市場は公営の事業で基本的には独立採算となっています。市場の各区画を卸売事業者にテナントすることによって経営されています。ですがそれだけでは賄えない部分があり、事業の公共性から毎年約2億円の税金を入れながら経営しています。昨今は大手スーパーが独自の流通網を発展させていること、魚の一般家庭での消費が落ちていることなどから、市場を取り巻く経営環境は厳しさを増しています。例えば青果の取扱高(平成26年44,817t、99億円)はピーク時の3〜4割となっています。
だからこそ、持続可能な経営に向けて市場の新しい役割と魅力の発信が求められています。
ワクワクがいっぱいの市場
正直、なかなか市民には馴染みが無い時代が続いてきました。最近は市でも工夫が進められてきています。
市民の方にも気軽に訪れてもらおうと「ふなばし楽市」を偶数月の第一土曜日に開催したり、月1回の体験型の見学ツアーも開催しています
早朝の市場は慌ただしい様子ですが、8時を過ぎると落ち着いてくるとのことです。昼間にぶらりと立ち寄ってみると面白いと思います。
水産物卸のコーナーはまるで魚屋さんが軒を連ねている雰囲気で値札がついているものは基本的に個人にも売ってくれます。
関連事業者店のコーナーでは、卵焼き屋さん(テリー伊藤さんのご兄弟が経営!)があったり、隠れた名店の飲食店などもあります。
つまがりの考え「市民に愛される市場に向けた長期ビジョンの検討を」
今、約8億円をかけてH28年までに管理棟が移転、建替えられます。地産地消の飲食店や保育園との複合施設にしてはどうかという議論もありましたが、残念ながら管理棟のみの用途です。今後は管理棟跡地をどのように利用するのかという議論が必要です。また施設全体についても老朽化が目立っています。市場事業の中核は卸売事業者へのテナント事業です。
市場の経営自体についてもっと市役所外部の民間の知恵や消費者の視点も入れていけるはずです。「普通の市民」の皆様に愛される市場へ向けて、多様で長期的なビジョンが必要な時期を迎えているのではないでしょうか。
教えて!つまがりさん!
紙面がだいぶ変わりましたね。
きっかけは史上最低の低投票率
思い切って変えてみました。これまで4年間毎月配ってきた形でしたから、愛着も執着もありました。このレポート良いね!と声をかけてくださる方もいらっしゃいました。今回大きく変えようと思ったきっかけは史上最低の低投票率です。「選挙の時しか見ない」、「政治が生活にどう関わっているのか分からない」「どうせよくならない」など様々な想いが背景にあると思います。
私は市民の皆様と市政、政治を一緒に考えていきたいと思います。それはきれい事でも何でもなく、最早政治や行政の力や知恵だけでは、この変化の時代を乗り切ることができないと感じているからです。市民の皆様の多様な意見を集めるには、まず私たちのまちでおきている現状を分かり易く、不都合な真実も含めて素直にお伝えしていくことが大切です。その上で思考の一つの参考としてつまがりの考え方をお伝えする。
市民の皆様お一人お一人に考えていただき、反対意見も含めて多様な意見をお寄せいただければと思います。新しいレポートが市民の皆様お一人お一人と、船橋市政をつなぐきっかけになれば嬉しいです。
つまがり事務所リレー日記
地域の元気ママさん
子ども達が夏休みに入ると共に地域では色々なお祭りがあります。つい先日、地域のお祭りのパトロールに行きました。子どもたちの笑顔のためにと、もう何十年も実行委員をやっていらっしゃるご高齢のボランティアの方々にはただただ、頭が下がります。
残念に思うのは、危険なことがあるとすぐやめようとする傾向があること。お祭りに至ってもそうです。何でも先回りして、子どもの危険を回避する。時には必要なこともありますが、子どもたちの可能性を伸ばし、失敗から得る教訓を自分の人生の武器に変えるには、たくさんの経験を是非夏休みにしてほしい。
お子さんと一緒にいろんなものを見聞きしていただきたい。花火大会、お祭りイベント、市議会見学ツアー等、探すと楽しそうなイベント盛りだくさんな船橋。
夏休みを利用し親子で経験を積み、共に成長できたらと私自身思います。
今月もお読みいただきありがとうございました。メールなどで是非ご感想をお寄せください!