ご存知ですか?ゴミの収集回収減?有料化?

皆さんのお住まいの地域では何曜日、何時に燃えるごみを収集していますか?私たちにとって身近な生活のことである「ゴミ」のことについて、今船橋市の取り扱いが変わろうとしています。

船橋のゴミのゴールは東北

自分たちが出したゴミは自分たちの住むところで最後まで処分するのが、原則かと思います。残念ながら船橋市は最終的に出る焼却灰の処分場が市内に無く、山形県米沢市や秋田県小坂町に埋めてもらっています。一方でこれらの処分場の容量にも限界があります。

船橋市では現在、平成29年5月に新北部清掃工場が稼動、平成32年4月を目標に新南部清掃工場が建設中で、建設事業だけであわせて415億円がかかります。これ以外にもゴミ処理にかかる費用は年間約70億円となっています。

船橋市では事業系のゴミは有料で(1キロ20円)量は微増となっています。家庭から出る1人あたりのゴミの量が県内の市町村平均や中核市と比べても多くなっています。

千葉県内(人口10万人以上)では16市中14番目、中核市では48市中38番目に多い状況です。私は独身の時に東京都や横浜市にも住んでいたことがあり、船橋市と比べて大変分別が厳しかった記憶があります。

特に船橋では雑がみのリサイクルが課題となっています。ただ、様々なリサイクルを進めると同時に市民お1人お1人の力で、ゴミ全体の量を減らしていくことが、最終的な市全体の負担を減らすことにもつながってきます。

ゴミの収集回数や有料化の検討

こうした中で船橋ではゴミの収集のあり方について見直しが検討されています。現在収集回数は3回ですが、関東圏の政令市・中核市では本市を除きすべて2回となっており、高コスト構造になっているのが現状です。また収集回数を見直すことによりリサイクルなども進み、千葉市では8.6%、川崎では5.6%、ゴミが削減されたとの報告もあります。

現在収集回数の見直しに向けて、各地で市民意見交換会を約40回開いていますが、皆さんはご存じでしたでしょうか?

また中長期的にはゴミ処理費の有料化の議論もあります。千葉市では平成26年2月からゴミ有料化を開始し、ごみの減量の成果も出てきています。もちろん、個人の負担は増えますので充分な議論が必要ですが、このままの状況を持続していけるのかということも議論になります。

つまがりの考え

持続可能性と時代の曲がり角

日本全体が右肩上がりの時代を終える中で、船橋は人口、税収ともにまだ微増していますが、そろそろ次の時代に向けた準備をする時期に入ってきているのではないでしょうか。ゴミ処理も最終的には限られた税金の中で処理し、限られた県外のスペースに埋めにいっています。リサイクルやリユースも市民の皆さんと協力してもっと進めていく必要もあります。税金をかけてどんどん市民サービスを行うということから、市民の皆さんと話し合い、知恵を出し合いながら、限られた資源の中でどう持続可能な形をつくっていくのかが、問われているのではないでしょうか。

皆さんのお住まいの地域では何曜日、何時に燃えるごみを収集していますか?私たちにとって身近な生活のことである「ゴミ」のことについて、今船橋市の取り扱いが変わろうとしています。


教えてつまがりさん

議員さんの視察って意味あるんですか!?

視察の多くは委員会視察であれば公費、個人視察も政務活動費が使われるケースが多く、何より相手先の行政職員が業務の一環として説明、受け入れを行うのですから、極めて公共的性格が強いものです。したがって、市民そして市政に還元するという意識がまず求められます。

昨年の市民環境経済委員会では、交通安全学習施設では千葉市や豊田市、路上喫煙対策では神戸市や福岡市、雇用政策では豊中市に足を運びました。いずれも本市には無い先進事例から取り入れられるべきところは何なのかを探る視察でした。また移動の最中は、先進事例はもちろんの事市政のことについて幅広く意見交換がなされるものですし、会派が異なる議員さんの意見も胸襟を開いてじっくりと聞ける機会にもなります。

最近、行政職員の方はほとんど他市の事例視察をできず、議員視察の話しを参考にしているとの声も聞こえます。物見遊山のような視察は言語道断ですが、現地現場に足を運ぶからこそ見えてくるものもあるのではないでしょうか?


市民の投稿ひろば

「船橋市内在住40代 子ども二人 シングルマザー」さんより

先日、テレビを見ていたところフードバンクという取り組みが取り上げられていました。

フードバンクという活動が気になり調べてみたらフードバンクとは「食料銀行」を意味する社会福祉活動、まだ食べられるのに、様々な理由で処分されてしまう食品を食べ物に困っている施設や人に届ける活動の事を言うと明記されていました。私は働きながら子供を二人育てているシングルマザーです、育ち盛りの子供を二人抱えながらたびたび食べる物に困ることがあります、色々な理由で廃棄されていく食品を、職場で見ながら喉から手が出るほど欲しいと思ったこともあります。

廃棄の理由は様々です、賞味期限が切れたのは何となく理解できますが、賞味期限が近いという理由でも廃棄されています、また形が悪いから、安売りすると商品の価値が下がるからと言ってわざわざ廃棄にする食品も見てきました。まだまだ、食べられるのに…。

私が住んでいる船橋市ではどのようになっているのか調べたところ、船橋市内でもフードバンクちばといって都内と同様の活動があることが分かりました。またフードバンクを調べることで子ども食堂という存在も知りました・・・

また、ふなばし制服バンクという公立中学の制服のリユース活動をしている団体があるという事も分かりました。私はびっくりしました、どうして私は知らなかったのでしょう?どの記事を読んでもきっと私は対象者です。

私は思い出しました。2006年に国連で採択された障がい者権利条約の事を「私たちの事を私たち抜きで決めないで」という合言葉の事を。毎日お金を稼ぐための仕事と子どもの世話とで一日終わってしまい、なかなか住んでいる地域の事がわからないけれど、もし私が対象者であるという活動があるのであれば知りたいなぁ。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」