議会の現状を打破する心意気で

皆様、こんにちは。5月より2期目を迎え、気を引き締めて議会・地域活動に臨んでいきますので、今後ともご指導をお願い致します。今回は船橋市議会議員選挙の総括です。

史上最低の投票率であったとか?

船橋市議会議員選挙で最も目立ったのが史上最低の投票率でした。平成7年に投票率が50%を下回ってから、ずっと右肩下がりの傾向が続いています。そして、棄権者数は初めて30万人を越えました。白票も前々回は1,500、前回は1,525、今回は1,841と増加傾向です。まちなかでは、「選挙のときに突然言われても70人のうちから選べないよ。」という声もありました。

一方で10人から7人を選ぶ県議会議員選挙はどうだったかと言うと、投票率は36.29%と市議会議員選挙を下回る結果です。

人数が多いからではなくて、やはり市政や議会が身近ではない、論点を提示できていないということですし、現職議員として選挙に臨んだ1人としてもこれまでの議会活動や議会のあり方について反省するべき点があると感じています。

船橋市議会議員選挙の投票数と棄権者数

選挙戦や結果を通して何を感じましたか?

駅頭活動や自転車で活動する中で「こんなに目を見て話を聞いてくれる人は初めてだ。」と突然涙を流す方、「私達を見捨てるのか」と医療福祉への不安を訴える方、「いいかげんにしろ」と罵声を浴びせる方、4年前よりも市民感情が『乾いている』ことを痛感しました。こうした中だからこそ、市民の皆さんとの駅やまちや公民館などなどあらゆる場面での対話がますます重要だと思います。

そして、今回の市議会議員選挙結果では2期目を目指す現職の落選と新人や女性候補の躍進が目立ちました。現職36人中6人落選、新人34人中19人当選、元職1人当選、女性13人当選と、現状の市政ではだめだぞというメッセージだと受け止めています。さらなる議会改革を行っていく必要があります。

また、組織候補が堅調であり、船橋独自の争点をあげきれていない、国政に左右される地方政治であることもあらためて浮き彫りになりました。

つまがり本人の結果についてはどうですか?

今回のつまがり自身の結果は3,623票(12番目の当選)と前回より203票減らしたことについては反省すべき点があります。

一方で現職では5番目の当選ということでそれなりの評価をいただいたのかと捉えています。悔しさ半分、嬉しさ半分というところです。

今後は議会内の改革派、市民派としてどう存在感を示していくのかが問われてくると思います。その第一歩として、これまで在籍していた会派「凛」を発展的に解消し、6人の新しい会派「新成」を結成することとなりました。平均年齢45.6歳、平均期数1.67期と大変フレッシュな会です。

自由闊達な議論を行う船橋市議会創りのために、遠慮の無い論戦と活発な活動を行い、2期目の中堅として手本となる議員を目指していきたいと思います。


つまがりに聞く!〜大阪都構想と住民投票について〜

Q: 大阪都構想と住民投票についてどう感じていますか?

私が報道を見ていて違和感を覚えるのは、国政との絡みや政党間の駆け引きという一面的な捉え方が多いことです。事の本質は、大阪に住んでいる人が今後の大阪のまちをどうしていきたいのかということであるべきです。

私には松下政経塾時代の3年間を共にした親しい友人が大阪にいます。看護師でもある彼に連れられて、いわゆるドヤ街といわれるあいりん地区の現状、健康問題など、共に調査研究したこともあります。

かつては商人のまちと言われた大阪は東京一極集中の中で、本社がどんどん移転をして、地域経済が低迷していき、貧困、健康、公共の腐敗など様々な都市問題が噴出をした地です。

大阪の方々は誇り高いです。東京に負けないまちだという誇りを取り戻したいという想いが、大阪都構想を後押ししてきたのだと思います。

私は複雑な都市問題を解決するには、丁寧な議論と細やかな努力を積み重ねていくしかないと思います。社会問題の解決策に一発逆転は無いと思います。今回のように、大阪市と大阪府が合併すれば何とかなるとか、強いリーダーがいれば何とかなるといった類のものではないと思います。

一方で今回の大阪都構想の住民投票の投票率は66.83%です。私達のまちと比べれば、船橋市議会議員選挙はいうに及ばず、直近の国政選挙(千葉4区:53.16%、千葉13区:49.86%)よりも高い投票率です。

自分たちの住むまちのことに市民の関心を高めたことはものすごいことだと思います。地方自治、市民自治のあり方に一石を投じたことは事実です。


つまがり事務所リレー日記

学生ボランティア

こんにちは。私は横浜在住の明治大学の後輩です。津曲さんとは大学主催の松下政経塾見学プログラムで4年前に初めてお会いし、前回の船橋市議選の際に初めてお手伝いをさせていただきました。そして今回も津曲さんを応援したく横浜から駆けつけました。

自転車で船橋中を共に駆け回ったり、駅頭活動をご一緒させていただく中で改めて実感したのは、津曲さんの船橋への思いです。議員が上に立ってトップダウンで市政を行うのではなく、船橋に住む皆さんと一緒にこの街をよくしていきたい。主役は市民の皆さん一人一人であり、もっと政治との距離を近くしていくための役割を果たしたい。

その思いを表すように、津曲さんは1期目の4年間で、ミニ集会を50回も開催しました。皆さんと議論を交わし、その中で創発されたものを参考に具体的な政策に反映させていく。そんな新しいリーダシップの在り方は、必ずや船橋をもっと住みやすい場所にしていくと私は信じています。

そして、津曲さんのような議員が増えていけば、政治との距離は近くなり日本中がよりより方向へ向かっていくのではないか。そんな壮大な未来を思い描かせてくれる魅力があるからこそ、私は横浜から津曲さんを応援しています。是非皆さん、お気軽に津曲さんにコンタクトをとってみてください。


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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」