4年間の任期の総括と未来へ向けて

皆様、こんにちは。新年度を迎え、気持ちも新たにされていることと思います。3月末に市議4年の任期最後の本会議を終えました。任期初めから、東日本大震災、社会保障と税の一体改革、国政の混乱、国際関係の緊張など、社会問題が複雑多様化し、そして変化が加速していることを実感しました。

船橋も成長期から成熟期へと変化の時を迎えようとしています。4年間の任期を通して、見えてきたことと、今後何をやっていきたいのかお伝えします。

つまがりの時代・周辺情勢認識〜鳥の目〜

2020年の東京オリンピック開催を目前にし、グローバリゼーションの流れは加速し続けます。だからこそ、お一人おひとりにとって、今自らが住んでいるところ、故郷、地域がますます大切になります。

かつて、つまがりも霞ヶ関で勤務していました。人口減少・財政難の中で霞ヶ関や永田町が全国一律に物事を決める時代は終わりを告げました。

地域の創意工夫からしか社会問題の解決はあり得ません。東日本大震災を契機に、千葉県全体も人口減少局面に入る難しい時代を迎えました。また、首都圏では大介護時代と言われる2025年問題が迫っています。

つまがりの船橋の現状認識〜虫の目〜

戦後、船橋は人口・税収ともに右肩上がりでした。日本全体が人口減少時代を迎える中で、まだ後何年かは人口が増え続けると予測されています。人口増加の「ボーナス」によって船橋は少ない負担で豊かな時代を過ごすことができました。

しかし、空き家、介護医療が必要な方、保険料の負担、公民館や学校の老朽化など地域の実情は変わってきていませんか?船橋は成長期から成熟期に入りつつあります。現役世代が少なくなり、財政も厳しくなっていく。

困難な時代を乗り越えていくためには、市民の皆様お一人お一人が私達の船橋のことにもっともっと関わっていただくことが必要な時代です。

つまがりのビジョン〜未来の目〜

時代もまちづくりもバトンです。先輩世代からいただいたこの船橋のまちづくりを次の世代に自信を持って渡していくことが大切な責務です。

この船橋のまちは、働きながら家族を育むベッドタウンとして発展をしてきました。市の収入の根幹も個人市民税と固定資産税です。「誰もがこの船橋のまちで大切な人と一緒に暮らせるまち」として持続可能な発展の方向性で、まちづくりを進めることが大切です。

そのためには、政治や行政がもっともっと市民の皆さんに開かれていく必要があります。私がその窓を開いていきます。


今後4年間、特に力を入れたいこと〜つまがりだから取り組めること〜

1. ベットタウン船橋の魅力アップは教育と福祉から〜現場を支える当事者世代の視点だからこそ〜

多くの政治関係者が教育と福祉の充実を唱えます。大切なのはその方向性と実現性です。大きな介護施設や保育園を新たにつくるには時間もお金も莫大にかかります。小さなものを地域の中や駅前にきめ細やかに、緊急に整えていく方向性こそ、船橋に適しています。

そして介護や保育のプロフェッショナルの担い手不足が深刻です。環境の改善も必要です。より多くの市民に教育・福祉への理解と参加を深めるために、例えば介護や保育の現場に有償・無償の市民ボランティアとして現場に参加していただくことが重要となります。

単なる充実ではなく、持続可能な教育・福祉づくりを市民の皆さんと共に模索をしていきたい。

2.議会と市役所をより市民に身近なものにする公共改革〜議員1期・公務員経験者だからできること〜

政治・行政の現場を若い時期に経験したからこそ改革の道を切り開けます。今、市民の皆さんの市議会や市役所への不信が根強いことを感じます。コストカットをすれば溜飲は下がると思います。確かに市議会も定数の見直しを含めた議会改革を進めなければいけません。そして市役所も接遇改善や行政改革を行わなくてはいけません。

しかし、一番大切なのは、市民、当事者、市議会、市役所が相互理解を深め、共に地域の問題に向かっていく場づくりです。昨年子供の貧困をテーマに子育て世帯、市の職員、有志の議員の皆さんとフラットな意見交換会を開くことができました。

議員の役割が単なる口ききから、コーデネーターに変わっていく。そんな新しい議員像と船橋について語る場を創っていきたい。

3.次世代への投資〜善意によって支えられているからこそ〜

日本の政治が子供たちのことを後回しにしてきたのは事実だと思います。私には組織票はありません。4年前、お一人お一人の善意によって当選させていただきました。

現在の利益や個別の利益を考えることも大切ですが、今必要なのは未来の利益に目を向けることです。いじめ、虐待、貧困など子供達を取り巻く環境は厳しさを増しています。親御さんだけでなくて、地域全体・社会全体で、子供達に関わっていくことが必要です。例えば、放課後の居場所を地域で創っていく、地域のお店や企業で職業体験をしていく。

多くの大人が関わることを通して、学校と家庭以外の子供たちの居場所を創り、たくましい子供達が育てましょう。未来の船橋のために、次世代へ投資するまちづくりを市民の皆さんと一緒に進めていきたい。


つまがり事務所リレー日記

男性シニアサポーター

津曲さんと出会って、約5年になります。今回は事務所番の役になりました。事務所は新京成線高根公団駅から歩いて2分と大変便のよいところが何よりです。今回の事務所は20m²と少し手狭ですが、津曲さんの人柄を反映して、明るい、オープンな雰囲気です。

彼は松下政経塾で長期の実体験学習をし、その経験を活かして議員活動をしてきました。彼には伸びしろを強く感じています。私たちは縁の下の力持ちの心意気で「明るく、楽しく、温かく」を心掛けて、目指しています。慣れない仕事ですが、笑顔で、明るく元気に「おはようございます。」「こんにちは」と心掛けています。

私たちボランティアは当然自腹、手弁当です。車座ミニ集会、街頭活動などの「対話活動」をして来た津曲さん。船橋一直線の津曲さんを応援しています。そして、津曲さんのファン、サポーターづくりの輪を、たとえ一人でも多く人に仲間づくりを着実に、確実に、実行していきたいと思います。いつも笑顔で温かい触れ合いを心掛けていきたいと思います。


お読みいただきありがとうございました。FAXやメールなどで是非ご感想をお寄せください。

他の「活動報告・お知らせ」記事一覧

ご意見をお寄せください
つまがり俊明の政策・実績はこちら

この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」