障がい者雇用推進・啓発イベント「はたらくということ」

毎年市主催で行われている啓発イベント。中小企業家同友会の「障がい者雇用と多様な働き方を考える委員会」の皆さんとの協力により行われたものです。妻から参加者がなかなか集まらないという話を聞き、足を運びましたが、70名ほどでしょうか。とても盛況に見受けられました。

1.イベントの様子

まず船橋市立特別支援学校高等部の生徒さんからスーパーでの実習や物流現場での就労実習の様子について報告がありました。また介護現場で働いている卒業生からも事例報告がありました。ある生徒さんは「お金を貯めてお母さんを鹿児島に連れて行ってあげたい」とのこと。家族思いの子たちが多いことをあらためて感じます。

船橋市障がい者雇用優良事業所としてこれまで15社が表彰されてきました。この表彰の愛称は「ふなばし❤あったかんぱにー」と言います。今年は次の2社が表彰されました。

  • 株式会社ECHIGOYA
  • 株式会社スペースケア
松戸徹市長から直接表彰状が渡されました。

株式会社ECHIGOYAは建築資材販売を行っている船橋市三咲にある会社です。
知的障がいのある方が鉄筋加工をしています。利益を生む障がい者雇用という点が評価され表彰となりました。

もう一社は株式会社スペースケアで、福祉用具レンタルを行っている船橋市栄町にある会社です。
精神障がいのある3名の方が事務部門や福祉用具のメンテナンス(洗浄)をしています。特性に合わせて業務のマッチングをしているということが評価され表彰となりました。

詳しい事例報告はこちら

2.障がい者雇用が新しい働き方を開く

残念ながら、市内事業者のうち従業員50人以上の会社のうち法定雇用率(2.2%)を達成している企業は49.5%です。こういった先進的な取り組みの企業を表彰、発信することを通して、障がい者雇用がもっと進むようにしていきたいです。

現在は15社ですがもっと広がって欲しい

得手不得手、ひとりひとりの個性・特性を見て仕事を任せていくということが表彰企業に通じているものだと思いますし、それは本来障がい者だけでなくすべての働く人がそうであれば幸せなことです。仕事に人をはめるのではなく、人が仕事を創る・生み出す、そういった社会に変えていくきっかけに障がい者雇用がなるのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」