秋も深まり、読書の秋を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。私が現在勉強している資格勉強用のテキストの内容に大変感銘を受けまして、地域福祉とまちづくりの方向性について、お話しさせてください。
地域では、日々いろいろな生活の困りごとが生まれます。
制度や仕組みだけではどうしても対応しきれないケースもあります。でも実は、今当たり前のように使われている行政サービスも、もともとは「困っている人がいる。なんとかしなきゃ」という生活や現場の気づきから始まったものでした。
そういう声を拾い形にしてきた積み重ねが、世の発展を前に進めてきたんです。
そして今、国は新たに「地域共生社会」という理想を提案しています。
これは、高齢者や障がいのある方、子ども、生活に困っている方──
そうした枠を越えて、地域に暮らす誰もが、必要なときに支え合うことができる仕組みをつくろうというものです。
制度は緻密につくればつくるほど、どうしても“狭間”ができます。
だから大切なのは、「制度に人を合わせる」のではなく、「人の状況に制度を近づける」発想が必要になります。
そのとき、大切な役割を担うのが市町村です。
国の決めたことを機械的に実行するだけでなく、地域の実情を一番わかっている存在として、住民と一緒になって、苦悩・工夫しながら形をつくっていく、現場からのイノベーションを起こし、むしろ制度改革を促す。それがこれからの姿だと思います。


