今任期での初めての議会(第2回定例会、6月末閉会)での取組みを中心にご報告します。
特別支援学級の増設に関する陳情が可決
発達障がい、知的障がいなど困難を抱えているお子さん達を少人数学級で支援する特別支援学級の設置要望が大変増えています。他市と比べても残念ながら遅れてきた現状があります(下図)。
自治体 | 支援学級 設置校の割合 | 小中学校数 | 備考 |
---|---|---|---|
柏市 | 100% | 63 | H31に全校設置 |
八千代市 | 100% | 30 | R5に全校設置 |
習志野市 | 100% | 23 | R4に全校設置 |
浦安市 | 96.1% | 26 | H29に全中学校設置 |
松戸市 | 95.3% | 65 | R4に全校設置 |
千葉市 | 90.8% | 161 | |
市川市 | 71.6% | 54 | |
船橋市 | 64.1% | 81 |
いじめや学級崩壊などの教育課題とリンクする面もあり、早急な増設が求められています。
市教育委員会も増設の必要性を認めていますが、特別支援教育に長けた教員の不足がネックとなっています。全国的にも教員不足・学校多忙化がクローズアップされる中で、難しい状況ではありますが、もっと早く増設をしていればと忸怩たる思いです。また市民の方から出された特別支援学級増設に関する陳情が、今議会で議論され、賛成多数で採択されました。反対であっても必要性そのものは認める意見があったり、議会全体としても理解の広がりを感じます。
こども発達相談センターの相談待ち問題
同センターではお子さんの発達支援について、心理・言語・理学療法士・作業療法士といった専門職が対面や電話相談を行っており、ニーズが高まっています。対面相談の予約が3か月待ちなっているという声を伺い、今議会で取り上げました。
市川市では令和3年度まで同様の状況でしたが、相談窓口の増設などにより、予約の待機期間を15日に縮小しており、他市の先行事例の研究を提言し改善を要請しました。
また今回は提言できませんでしたが、学校やこどもに関する第三者委員会が既に川崎市や兵庫県川西市で設置されています。船橋市は他市からもっと学ぶことが必要です。
次期衆議院選挙の千葉4区と14区について
船橋市内は住所によって小選挙区の投票先が変わります。私は14区では引き続き野田よしひこ衆議院議員を、4区では新人の水沼ひでゆきさん(33歳)を応援します。