都市における親水空間の大切さ【週刊つまがり動画配信 #133】

 私が小学生の頃は市内も田んぼが多く、友人たちや兄弟で用水路の小川に入ってザリガニや水カマキリをとったりしていました。東京湾に向かう機会は少なかったのですが、ちょっと上の先輩方に聞くと、子どもの頃は小魚やシャコなどが簡単に取れる「魚のわく海」で持って帰ると夕方のおかずにすると、母親に喜ばれたものだという話もあります。


 下水道普及などによる水質浄化により、水に親しめる空間があらためて注目されています。今、東京の日本橋でも空を取り戻すという頭上の道路を取り払い、広大な親水空間をつくる取り組みが進んでいます。人や水や緑を取り戻そうという公共事業が注目をされています。都市における親水空間は、まちに魅力と潤いを与えるものです。

 令和6年度事業の中で、船橋港の護岸そして駒込川や飯山満川の河川整備に関するものがあります。これに限らず今後の川や海でのインフラ整備は治水や災害対策という視点のみならず、市民の皆さんが憩える親水空間を創出するという、方針のもとに整備をしていくべきです。船橋では公園も少なく水辺空間を公園的機能としても活かしていくべきです。

 長野県や埼玉県の方々とお話しすると、「千葉県は海があって良いよね!」と言われて、はっとします。単なるスクラップ&ビルドではなく、今あるものを使い活かし、価値を掘り起こしていく、まちづくりならぬ「まちづかい」こそ大切だと思います。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」