2019年度の市政アンケートへのご協力ありがとうございました。コロナ禍で集計、分析作業が遅れてしまい申し訳ありません。アンケート結果とつまがりの分析をまとめました
1.アンケート実施概要
- アンケート配布方法 駅頭やポスティングや郵送での紙配布、SNSでの発信
- 実施期間 2020年1月~3月
- 回答数 113件
- 分析の方針 2018年度との比較、紙とSNSとの比較
2.アンケート結果と分析
(1)年齢と市政で力を入れるべきもの
- 「市政で力を入れるべきもの」の1位は、昨年については道路でしたが、子育て支援(昨年4位)になっています。船橋は人口が引っ越しによって増えていますが、千葉県全体では人口減少局面に入る中で次世代育成の重要性が年齢を問わず認識されてきている傾向が見られます。
- 「回答の年齢層」については、全世代に広く分布しているものの、10、20代が少なく、40、70代が多いという状況で、昨年と大きな変化はありませんでした。回答の手段は紙やFAXからSNSなどのWEBを通じたものが7割を超えており、60、70代などベテラン世代からもWEBからの回答があります。回答のチャンネルを増やし、アクセスしやすい環境づくりが大切です。


(2)道路・医療
- 「幹線・生活道路」の1位、昨年は道路渋滞でしたが、今年は歩道の整備となっています。歩道の整備やバリアフリーの割合が増えており、道路においてもより生活に密着した課題への関心が高まっていることが伺えます。
- 「医療体制」の1位は、昨年と同じく健康増進であったが、割合は下がっています。顕著に増えているのは個人負担の軽減や医療費削減であり、医療費や保険料負担への関心が高まっていることが伺えます。


(3)市街地整備・子育て
- 「市街地整備」の1位は昨年と同じく空き家・空き店舗となっています。全体に占める割合も44%→55%と上昇しており、地域の中で空き家・空き店舗問題がますます課題となっていることが伺えます。
- 「子育て支援」の1位は昨年では待機児童でしたが、今年は教育・保育の質の向上となっています。受け皿としての量の問題から教育の質の問題に関心が高まっていることが伺えます。


(4)都市交通・行財政改革
- 「都市交通」の1位は昨年と変わらずコミニティバスの整備となっています。
- 「行財政改革」については必要という意見が4割となっていますがよく知らないという回答が5割を越えており、その中身が浸透していないことが伺えます。


3.所感
新型コロナウィルス対策である緊急事態宣言前のアンケートではありますが、子育て支援、道路、医療といった日頃市民の皆様からいただいている相談と合致する内容となっていました。コロナ禍の中での市民生活や心情の変化を考慮しなければいけませんが、保育・医療・介護・学校現場のひっ迫や地域の個人商店の窮状は、突然始まったことではありません。
平時の課題がコロナ禍の中で浮き彫りになったというのが事実ではないでしょうか。平時に弱く補強しなければいけないところが非常時にさらに弱点となっています。平時の課題を放っておかずに取り組んでいくことが、今後の災害発生時を含めて非常時への備えにもなります。日常の中での市民の皆様の声にしっかりと耳を傾け、問題を先送りしないことが大切です。引き続き、ご意見をお待ちしています。
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