新型コロナ対策で揺れる地域の中小店と資金繰り支援

1.地域商店の実情

今週から学校の休校が始まりましたが、地域の中小店への影響も計り知れません。
連日、地域の商店の皆さんから悲鳴が届いています。

  • ご近所の定食屋さんからは「消費税が上がりこのコロナ騒動で売り上げは下がり続けている」
  • 個人事業の居酒屋さんから「大人数の規模の予約のキャンセルが続いている。」
  • 地元密着のカラオケ屋さんから「トイレットペーパーが無くなったら女性客の多いうちは閉めなくちゃいけないかなあ」
  • 高齢者デイサービスの経営者から「従業員を休ませるかどうか、事業を続けていて良いか、本当に悩みながらだ」

ある飲食店の経営者はこう言っていました。
「新型コロナウイルス対策は必要ですし、大人数の集まりの自粛は分かります。でも私達個人事業としてはこの状況が続けば、借金返済、倒産、失業、一家離散、貧困というループに陥ってしまいます。感染拡大の防止は大切ですがそういった事も考えて欲しい」

感染症対策は長期戦の様相も呈してきています。
感染防止と社会経済活動のバランスも必要です。

2.資金繰りの支援(セーフティネット保証)

地域の中小企業者支援としてセーフティネット保証4号があり、今回の新型コロナウイルスによる影響は対象となります。

セーフティネット4号保証

ポイントは次のとおりです。

  1. 実質上の融資制度で低利率(※その後市独自に3月12日に0金利にすることを発表)で借入ができる。(例:本来の利率が2.3%であるが市から2%ぶんの利息補助を受けて実質0.3%%となる)
  2. 単位は100万円から。上限は5億6,000万円
  3. 業種は問わない(福祉的事業も対象)
  4. 1年以上継続して事業を行っている
  5. 売上高が20%以上減少

問合せ先は船橋市商工振興課047-436-2472、詳細は船橋市ホームページhttps://www.city.funabashi.lg.jp/jigyou/shoukou/003/p000532.html

3.その他

世界における感染者数はこちらで随時更新されています。(日経新聞https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/
3月2日の参議院予算委員会の国会中継を見ました。それによれば、中国8万26人の感染者のうち死者2912人、韓国4212人のうち22人、イタリア1692人のうち34人、イラン978人のうち54人、日本239人(3月1日現在死者6人の模様)とのことです。

この数字をどう見るか?多い少ない、少ないのは検査が少ないから、など色々な意見があると思います。
市民生活の現場の前線である市議としては冷静に穏やかに対応していきたい。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」