皆さん、こんにちは。先週、私のルーツの半分でもある島根県隠岐の島町に8年ぶりにお墓参りに行ってきました。
今回はこの事についてお話ししたいと思います。
関東からですとまずどこにあるの?という感じでしょうが、羽田空港から飛行機や船を乗り継いで半日ほどのところにある日本海に浮かぶ離島です。
可愛い小さな島を想像する方が多いですが、島は半径10キロほどと、山手線内の半径の2倍ほどの広さですかつての国名は隠岐の国で国分寺や国司が置かれていました。後醍醐天皇・後鳥羽上皇が流されたところ、竹島が所属する島というとなるほどという方もいるでしょう。
隠岐の島町だけで1万4千人、隠岐諸島全体ですと2万人で、合計特殊出生率は2.0を越えていますが、高校卒業後の教育や就職先の関係で本土に渡る若手が多く、人口が減少する過疎の島になっています。久々に私も戻りましたが、サザエや隠岐牛などがご近所でおすそ分けされていたり、海で釣り糸をたらせば、アジやイカなど豊富な海の幸があり、田んぼから取れるお米もあり、あちこちに親戚がいるなど地域の食とつながりの豊かさを感じました。
近年は放牧場が増やしたり、風力やバイオマスなどへの挑戦もしているようで、いかに地域に経済や雇用をつくっていくか腐心しています。一方で廃校になってしまった立派な学校の跡地利用に苦労していたり、立ち退きまでしてやるのだなあと思うような道路や漁港整備もあったり、船員さん不足によりフェリー航路の維持も困難になっったり地域振興の難しさも感じるところでした。
雇用と教育という次世代育成の努力は決して地方だけでなく、日本全体の課題とも感じました。


