いじめ、不登校、障がいのあるお子さんの教育環境などなど、様々なご相談がつまがりに寄せられてきました。
学校の対応のことについては総合教育センターや教育委員会が相談窓口になっていますが、そもそもどこに相談すれば良いのかわからない、教育委員会は学校の立場を優先するので相談しても無駄ではないか、そういったお声があります。
結果として、どこに相談して良いのか、悩んで末に私のところに相談に来ることがままありました。
モンスターペアレントと世に言われるまではいきませんが、確かに親御さんの言動が行き過ぎていることもありますが、世間一般に教育委員会は学校側についており、公平な仲介は求められないと感じている人が多いのは事実です。
また心理的な相談を担うスクールカウンセラーや福祉的な支援にもつなげるスクールソーシャルワーカーは予約を取るのにいずれも学校の管理職を通さなければなりません。学校と保護者の関係がこじれている状態でこういった専門職の相談につなげることは正直不可能であり、これまでも直接相談するルートをつくってはどうかと提案してきましたが、未だ実現には至っていません。
だとすれば、第三者的な機関をつくって、親御さんもお子さんもあるいは先生達も、学校という垣根を越えて相談できる形が必要だと思います。川崎市の子どもあんしんダイヤルや寝屋川市の監察課など類似するものがあります。
相談の窓口のハードルを低くすることで、事態がより深刻になる前に対応することができるようになります。