先日、船橋市議会文教委員会でつくば市を視察してきました。つくば市は2005年につくばエクスプレスが開通し、人口が増加傾向にあります。筑波大学を市内に擁する学園都市でもあります。
つくば市には公立として、31の小学校、13の中学校、義務教育学校いわゆる小中一貫の学校が4校があります。そのうち1校を除いてこれらすべての学校に知的、情緒の特別支援学級があります。また難聴特別支援学級も1つの小学校1つの中学校にあり、船橋市が目指すべき姿です。
そして今回は学習障がいへの取組みについて伺ってきました。学習障がいはLDとも言われますが、発達障がいの一種であり、知的発達には遅れがないにもかかわらず、「読む」「書く」「計算する」などの特定の学習が困難な状態を指します。適切な支援があれば、学習が可能であるとされています。適切な支援が受けられずに不登校などにつながるケースもあります。つくば市では5つの学校に学習障がいの通級指導教室が設置をされています。
学習支援もさることながら、早期発見の取組みが特徴的です。
- 就学時健康診断における10文字読み検査
- 1年生及び7年生における集団スクリーニング検査
- 読み書きの個別検査(Tsukubaモデル)
といった他市では見られない先進的取り組みをしており、筑波大学との連携の強さも感じます。
予算的には100万円もかかるものではないとのことです。子ども達のために、船橋市でもいいものはどんどん取り入れていくべきです。