会派の有志の皆さんらと船橋市立医療センターへ。入札不調となり完成の遅れが見込まれています。
現場に足を運び現状をあらためて確認してきました。
普段は医療者しか入れないオペ室の手前のスペースや検査室、救急外来、バックヤードなどを見せていただきました。
患者さんの負担を和らげ命を救うための医療者や機器の増加で通路にまで物があふれる現状です。これまで庭をつぶし建蔽率、容積率をぎりぎりまで使って建て増し建て増ししてきたことを肌で感じてきました。
船橋市立医療センターは他の病院や他の地域では治療することのできない高度な救急医療と最先端のがん診療を行ってきた船橋が誇る病院です。40年前の創設時は206ベット、21名の医師で始まりましたが、現在は449ベット、171名の医師そして看護師は常勤500名、非常勤500名、その他にも各種技師や事務職などなど多くの人に支えられて運営しています。
見学時にも様々な患者さんと現場で働く皆さんが交錯するのを見ましたが、通院患者だけで1日1,000人、入院患者さんは400人近い、多くの人が関わるものです。もちろん元気であるのが一番ですが、事故や病気になった際に私達を支えてくれる病院が身近にあることはとても大切な事です。
新しい医療機器の導入や人員増加も図れない中で、長年建て替えを模索、建て替え用地を探してきた現実があります。
先日、県立リハビリ病院を見に行く機会がありましたが現地建替えに要する年数は10年以上とのことで、運営をしながらの現地建替えは正直難しく、代替用地はいろいろとご意見はありますが、残念ながら具体的な交渉をして適地を見つけたケースは聞きません。ただ浸水の被害について危惧する声があるのも事実です。引き続き早期の建替えと防災対策の進展を後押ししてまいります。