交通政策の強化を【週刊つまがり動画配信 #171 】

先週から昨日まで船橋市議会本会議場にて38人の議員が一般質問を行いました。その中で何人かの方が交通政策について取り上げていらっしゃいました。私も船橋の交通政策は重要だと思っていたのですがなかなか質問には至れませんでした。今回は議会質問から感じた船橋の交通政策についてお話しします。


地域の高齢化、バスの便数の減少などの影響で市内の交通、足の問題については多くの方からご意見をいただきます。今回10月末から11月まで約1か月間、坪井の地域で小型電動車両「グリーンスローモビリティ」の実証実験が行われました。通称グリスロといいますが、時速20キロ未満で走行します。

運賃は無料、定員6人で、普通免許を持つボランティアさんが運転します。お近くの松戸市では既に実証実験を終え、複数ルートでグリスロが運行されています。坂道や狭隘道路が多い船橋市にもぴったりのものです。買い物や交流の支援にもつながりますし、妊婦さん、小さなお子さん連れ、障がいのある方にとっても良い取組ではないでしょうか。

また議会の質問の中で自走式ロープウェイ「Zippar」が取り上げられていました。これは道路の上空などを走行することで、渋滞の影響を受けず、低コストでしかも短い工期で導入可能です。都市型交通の手段として、全国から注目が集まっています。既に神奈川県では花博において導入が見込まれています。政令市などでつくられてきたモノレールや地下鉄は大変な費用と工期がかかるものです。

LRTも注目されていますが、船橋のような道路幅員の無いところでは厳しいものです。Zipparは1キロあたり15億円ほどとのことで、運転士不足にも悩みません。日進月歩の技術革新によって、新しい交通政策が生み出されています。船橋市もかつては企画部に交通政策部門がありましたが、現在は道路部のいち係に過ぎません。

交通政策の重要性に鑑み、しかるべき部署として位置づけていくべきです。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」