先週、市民環境経済委員会の行政視察で大分県を訪問しました。大分県のジェンダーギャップ指数は、経済:0.433で全国8位、政治:0.179で全国26位、 行政:0.269で全国27位となっており、女性の経営者や団体役員が多くなっています。大分県庁の独自の取組みとして企業への認証制度の導入があります。この事についてお話しします。
大分県では2024おおいたアクションプランがあり、働きたい女性への支援、働いている女性への支援、仕事と家庭を両立できる環境づくりという3つのテーマで取り組んでいます。事業者や個人に対する研修や意識啓発事業が中心となっています。
その中でも女性活躍応援県おおいた認証企業というものは他の自治体には無いものと自負をしていました。
これは女性の登用や働きやすい職場環境づくりに取り組み、一定の基準を満たした事業者を認証し、広く公表するものです。既に71社の認証実績があります。
認証されるには、次の3つの基準をすべて満たす必要があります。①女性活躍推進のための独自の取組をしていること、②女性の管理職比率、労働者比率が全国平均値以上であること、③仕事と家庭の両立支援として、しごと子育てサポート企業認証又はおおいたイクボス宣言を行っていること。といった内容です。
公共調達で加点評価を受けるなど具体的なメリットも掲げています。表彰や認証制度はそんなにお金をかけなくてもすぐにできるものです。船橋市では障がい者雇用に先進的に取り組む事業者への表彰制度(ふなばし♡あったかんぱにー)がありますが、これを参考に女性活躍分野でも表彰・認証制度を行っていくべきだと考えます。