災害と学校休校【週刊つまがり動画配信 #166】

議会で度々取り上げてきましたが、台風など災害発生時の学校休校の対応について、お話しします。現状、千葉県北西部に大雨などの警報が発令された場合は船橋市内の全小中学校が休校となります。


混乱を起こす原因のひとつに情報伝達があります。休校のメールを送ったり、ホームページにアップしたり、何も送らないという原則を貫くなど学校単位で対応が異なります。学校ごとの自主性を重んじていることが背景にありますが、横のネットワークを持つ保護者にとってはこちらの学校ではこうなのに、うちの学校ではという混乱を生んでいます。

SNSに警報による休校を周知するなど一元化が必要ではないでしょうか。また令和元年房総半島台風の教訓を受けて、休校に関する予見可能性を高めるために警報発令時の休校基準をつくりました。ですが、気象予報の進化に伴い北西部に警報という基準についてはより範囲の限定が必要です。

また、こうした休校の状況の際にも避難指示などが発令されていなければ、保育園はやっています。共働きのご家庭や一人っ子家庭も多くなっています。1、2年生といった低学年のお子さんを台風が迫る警報が出る中で、一人で家に残していくのは大変な心配があります。そこで参考になるのが大阪府寝屋川市です。自主登校園制度という先進的な取り組みをしています。休校になった場合に、保護者が送迎することを前提に、家庭での保育が困難である児童を学校で預かるものです。お昼にはカレーライスセットも提供されます。利用する場合に前日に事前申込すれば大丈夫です。船橋市でも導入すべきです。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」