令和5年4月の金杉台中学校の統合について

市議会文教委員会にて議論が重ねられてきました。

金杉台中学校の統合問題について教育委員会から報告がありました。
現在、令和5年4月に御滝中への統合という方針が示されています。

1.金杉台中学校の今後のこと

金杉台中の学区対象となる小学生5~6年生の338名にアンケートを実施しています(回答率86%)。進学希望先は「御滝中」が77%と最も多く、次いで「わからない、検討など」(8%)、「旭中」(5%)、「その他の中学校」(5%)となっています。

今後のこととしては、現在中1で在籍する生徒が卒業するまで金杉台中は存続することとなります。来年度、再来年度金杉台中に新入生として入学することは可能です。ただし、令和5年4月には御滝中に転校することとなるため、金杉台中の入学者数がさらに減少することも推察されます。

2.学校の統廃合をどう捉えるべきなのか

人口減少や人口構成の変化への対応は全国的な課題です。
私が子供の頃に両親が母校の小学校に連れて行ってくれました。父が通った大きな小学校、閉山した炭鉱町にあり、誰もいない校庭のブランコが印象的で今も覚えています。離島出身の母が通った小学校の分校は、地域の資料館になっていました。

学校の統合というのは、在籍しているお子さん、関係する保護者、OB・OG、そして地域の方の気持ちを想うと、なかなか辛い問題です。

ただ、私も地域説明会に足を運びましたが、小学生のお子さんを持つ親御さん達からは、先延ばしをしないで早く結論を決めて欲しいという声や親心があるのも事実です。

今後は金杉台中に在籍する子供達を卒業含めてしっかりと送り出す体制を取る事、今後の跡地利用により地域に明るい未来を示していくといった事が重要です。

3.起こったことに対応するのではなく総合的な施策を

URがつくった団地は軒並み高齢化と少子化が進んでいます。金杉台団地だけではありません。かつては子供がたくさんいた地域の人口構成が大きく変わる中で、市外でも学校の統廃合が出てきています。

学校の統廃合は人口構成の変化の帰結です。根本的な事として、子育て世代も含めて魅力的な地域をどう作るのか、URを巻き込み積極的に関わっていただく中でのまちづくりの視点が大切です。

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」