松戸とおる船橋市長とのハイブリッド型お話し会の結果報告

オンライン+リアル会場のハイブリッド型で。

商店街の行事や会議でいつも利用している町会館の2階広間がリアル会場

1.オンライン+リアル会場のハイブリッド型

桜色の素敵なチラシも地域の印刷屋さんに作ってもらっています。
各店工夫をして講座を開いています。

地元の高根木戸中央通り商店街のまちゼミという企画の中で私が担当しました。
まちゼミは全国で行われている商店街活性化の企画で、私達の商店街では7回目になります。商店街の各店舗が自分の本業だけでなく趣味をテーマに自ら講師をしたり、講師を呼んだりして、商店街を盛り上げていこうというものです。

リアル会場は町会館の広間を利用し、定員も10名までとしました。オンラインは慣れ親しんでいるZoomです。先週広報した際には申込者が4人ということで正直焦りましたが、蓋をあけてみれば、会場参加10人、オンライン20人と盛況でした。

コロナ禍、緊急事態宣言中でありますので、参加者の方には基本はオンラインをおすすめしましたが、若い方でもオンラインはちょっと苦手という方もいます。そのために、換気、ディスタンス、手指消毒や現地での検温、参加者名簿の作成など感染防止対策を充分とった上でリアル会場も用意しました。

感染防止対策は必須です

2.主な質問とやり取り

参加者の方も大変熱心で事前にいただいた質問、当日の質問だけでも次のものがあり、松戸とおる市長もひとつひとつ丁寧に答えていただきました。

松戸とおる市長。海外の姉妹都市とのオンライン会議の合間をぬって参加。時折り笑顔も。

(1) 市長の仕事

  • コロナ禍のストレスは?
    • 幸いにもストレスがたまらない性格。
  • 市長とはどんな人物であるべきだと思いますか。
    • 公平であること、ブレないこと、決めた事をやり遂げること
  • 市長としてよく誤解されること、気をつけていること。
    • 気が付いてないのでは?と指摘されることもあるが、「やれない」背景がある。そのことを丁寧に話をすることが大事。
  • 2期市長をする中で、見えるものが変わったこと。
    • 手探りの一期目でしたかったかことは市民の力を一つにしたかった。船橋のポテンシャルにもっと気づいてもらいたいという思いで活動してきた。

(2) 教育について

  • 市長の教育、子ども達に対する哲学、考え方
    • 子供の可能性をどうリアルに繋げるかが大切。
  • 障がいのあるお子さんが地域で過ごしていくために何が大切だと考えていますか。
    • 家族が孤立しないように学校や地域や行政といった様々なサポートをしていくこと。
  • 教育とオンラインについて
    • ようやく21年度から小中学校で1人1台のタブレット・PCになる。万が一にコロナや災害で休校になった時オンラインで対応できるようになる。
  • 子供たちに行政の仕事に興味や希望を持てる説明をするとしたらどんな説明をしますか
    • みんなでクラス会費の使い道を考える=税金の考え方を例えるとわかりやすいかなと思う

(3)今後のまちづくりついて

  • 市長が今後優先順位を考えて進めたいこと
    • 児童相談所、海老川の上流エリアの新駅を作り医療と健康をコンセプトにした街づくりをしたい。美術館は難しくなった。海洋プラスチックをはじめ環境分野にも力を入れたい。
  • 企業主体型のまちづくりから、住民主体のまちづくりに変わるためにはどうしたらいいですか。
    • 市とか企業で分けるのではなく、市も企業も一緒に考えてもらうことが重要

(4)その他

  • 公民館などの民営化はどうかと思うがどう考えていますか。
    • 行政改革で民間委託できるものとできないものがあると考えている。船橋の公民館は他の自治体と違い独自に発展してきたものであり、指定管理も検討するがなかなか難しい面があるのではないか。
  • 若者が資金作りをして店舗を持てるようなそんな事業の後押し、を市で公園を場所として提供するなどしてできないですか。
    • 単発に公園を使うことはできる、商店街の空き店舗を使うことに助成金を利用することは可能。
  • 鎌取の千葉リハ病院は遠く船橋周辺にそういった医療機関があって欲しい。
    • 医療については基本的に千葉県が全体調整をしているが、東葛区で利便性を求めて要望を出すことは可能。
今回も時間が足りなくなってしまいました。もっとファシリの腕を磨かなくては反省です。

3.まとめ

多くの皆さんからたくさんの事前質問をいただきました。同年代の参加メンバーが多かったですが、女性からは子供のことについて、男性からはまちづくりについての質問が多かったのが印象的でした。松戸とおる市長からもこういった形で集まり、意見交換ができることは良い機会になったとのコメントもありました。

また特別支援教育や障がい福祉に関心がある方も多かったことから、市長退席後に希望者でオンライン交流会を行いました。自己紹介のみの簡単な集まりでしたが、これを機会にこのテーマで何か企画をしようかという気もしています。引き続き皆さんのご意見を伺いながら、考えていきたいと思います。

コロナが収まってきたとしても、これからはこういったハイブリッド型での集会を標準にしていかなければいけないのかと思います。小さなお子さんがいる親御さんはオンラインが参加しやすいですし、電子音が苦手だったりオンラインそのものが苦手な方もいます。参加する方が選択できるように今後も工夫していきます。

ハイブリッドの運営は1人ではできません。サポートしてくださった皆様に感謝!

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」