本日9月25日(水)の文教委員会の様子です。
大きく3つの事がありました。
- 学校トイレの改修予算
- 金杉台中の今後の検討状況
- 平成30年度決算
です。

1、学校トイレの改修
改修予算案が出る事前に学校トイレを改修する方針が示され、委員会や本会議でも議論が重ねられてきたこともあり、本日はスムーズに改修予算への賛意の方向性が示されました。
懸念材料である便器数の減少については船橋ではそもそも基準の1.5倍であること、閉鎖したり減少したりしても柔軟に増設の対応ができることが確認できました。
また閉鎖したトイレは清掃後に配管などに蓋をしてにおい対策をすること、カギを施錠するが緊急時には使用できる状態にすることも、あらためて確認できました。
私のほうからは学校長や教頭のみならずより教育現場に近い声も参考にしながら設計して欲しい旨要望しました。
市民の皆さんからもたくさんの声があった、議会でも議論を重ねてきたことが、形になっていくことを歓迎したいと思います。
2、金杉台中の統合の検討
金杉台中の今後に関する検討状況について報告がありました。(これまでの検討状況はこちら)
金杉台中は現在58名(1年生19名、2年生24名、3年生15名)です。
選択学区を設けるなど工夫をしてきましたが、選択学区でも8割以上の子どもたちが御滝中を選択しています。
かつては多くの若い世代がいた金杉台団地も高齢化が進み、子どもは少なくなるという予測が示されています。
813人を対象として、金杉台中進学のニーズ調査を実施中との報告がありました。船橋の教育行政の基本方針を決める教育委員会会議で、「1学年1学級の状況が続き生徒数もさらに減少が見込まれる金杉台中に関し、他の周辺校と比べ地理的課題の少ない御滝中学校との統合を視野に入れ、今後のあり方を検討」ということが示されています。
ですがアンケートで当事者の声を聞いていくことは最も大事なことです。今後保護者アンケートの結果を見た上で今年度中に統合するか否かの結論が出されます。アンケートの集計結果を待ちたいと思います。
金杉台中の少人数学校の良さもあるという声を聞き、私も今年実態調査のために放課後の時間に足を運びました。
放課後の委員会活動は盛んですが、男子バスケ部は数人でスリーオンスリーもままならない状況でした。
また先生の人数も12人で、複数教科をかけ持っており専門性のある教育環境という点では課題も見えました。
今回の委員会では金杉台中の委員会視察を提案し、正副委員長に委ねました。私個人だけでなく委員会全体として現場を把握し、行政が結論を出す前に委員会として議論をしておくことが大切だと思います。
3、平成30年度 教育費に関する決算
午後から行われた学校教育、図書館など社会教育に関する平成30年度決算(2,049億円)について議論。
教育費は233億円で民生費(福祉費)878億円、衛生費(ごみ、保健)286億円に次ぐ規模です。
行政改革の流れで建設費の抑制があり、学校や公民館の修繕は前年よりも抑制傾向でした。私のほうからは次の5つの点に絞って質問しました。(委員会録画中継はこちら。9月30日頃から見られます)
①特別支援学級の増設
特別支援学級の増設をどう考えているのか。多くの要望があるのではないか。本当のハードルは何なのか。
②スクールカウンセラーの改善
スクールカウンセラーの申し込みは教頭を介さなくても直接行えることを周知して欲しい
③中学生の制服について
中学生の制服が高騰していることが公正取引委員会でも問題になった。
市内でも男子3校、女子8校で全国平均額(男子3.3万円、女子3.2万円)を1,000円以上オーバーしており、改善が必要と昨年の議会質問で取り上げた。
校長会で周知してもらったがその後の状況を追いかけて欲しい。
④青少年海外視察派遣
縮小するのではなくあくまで類似事業への統合、充実として欲しい
⑤公民館、図書館のフリーWi-Fi設置
Society5.0(ソサイエティ5.0)時代を見据えた環境整備をモデル的に始めて欲しい。
決算の議論は私自身が過去に質問したことに市としてどう対応しているのか確認をする良い機会にもなります。やりっ放しではなく、こちらも質問のPDCAサイクルをまわすことが大切です。
また、10月の委員会視察研修として、スクールロイヤーをテーマに大阪市へ、ICT教育をテーマに熊本市といった先進市に行きます。事前にしっかりと研究してのぞみたいと思います。