船橋一直線!126号 可能性を育て、挑戦を後押しするまちへ

宮崎市に学ぶ、創業・起業支援のヒント

船橋でも実現できる未来

インキュベーション施設:みやざきスタートアップハブ(みやざきスタートアップハブのFacebookページより)

昨年、私は創業・起業支援の先進地である宮崎市(人口約40万人)のインキュベーション施設1を視察しました。宮崎市では、中心市街地の空き店舗を活用して、 創業支援と雇用創出を同時に実現 する取り組みが行われています。これにより、空き店舗も減少しています。

この取り組みは平成27年に始まり、これまでに審査を経て選ばれた80人の会員のうち、74人が実際に創業につながったという成果を上げています。
会員の多くは宮崎市出身者で、Iターン(移住)、Uターン(地元に戻ってきた人)も含まれ、男女比はほぼ半々、30〜40代が中心でした。

特に印象的だったのは、補助金や施設提供だけに頼らず、「人の意識・マインドを変えること」に重点を置いていた点です。支援には「インキュベーションマネージャー」と呼ばれる伴走型のアドバ イザー(メンター)が関わり、起業家に寄り添った支援が行われていました。この役割は以前は商工会議所が担っていましたが、現在は都内の民間企業が担っているとのことです。

宮崎市のスタートアップ支援は、今年4月から、公民連携の宮崎オープンシティ推進協議会(MOC)が担っています。
(宮崎オープンシティ推進協議会のサイトより「MOCの事業の柱」)

私はこの現場を訪れ、「これなら船橋でも大きな予算をかけずに実現できる」と強く感じました。
例えば、市立船橋高校の商業科や近隣の大学と連携することで、若者から大人まで幅広い層に創業支援が可能になります。

船橋から全国、そして世界へ羽ばたく起業家を育てる扉を開いていきましょう。

先日訪問した船橋市内の女性起業家の集まり、すごい熱量でした。
  1. インキュベーション施設:創業初期の企業や起業家を支援するための施設で、通常よりも安価な賃料で事務所スペースを提供したり、事業に関する専門家によるサポートを提供したりする施設。 ↩︎

つまがり市政ビジョン 挑戦を後押しするまち、創業・起業家を育てるまちへ

「育てるまち」は、子どもや人に限りません。事業や市民活動、まち自体も「育てる」ものになり得ます。

私自身(つまがり)は、社会人としての最初のキャリアをベンチャー企業でスタートしました。さらに、政治の世界にも、自ら道を切り開いて飛び込んだ経験があります。こうした経験から、挑戦する人たちを応援したいという気持ちをずっと持ち続けてきました。

企業誘致も大切ですが、それ以上に、市内での創業や起業を応援するという方向で考えてみてはどうでしょうか。実際に、女性・若者・リタイア後の方々など、「副業をしたい」「自分で小さなビ ジネスを始めたい」といった夢を持つ方は少なくありません。

しかし現状では、そういった人材やチャレンジ精神が、船橋市ではなく都内に流れてしまっています。これは非常にもったいないことです。

市民・事業者の皆さんの挑戦を後押しするまちへ

船橋市は、人口65万人に加えて、在勤・在学者も含めれば約100万人の大きなマーケットがあります。

これまでにも、「新しいサービスを試してみたい」「小規模に事業を立ち上げてみたい」といった相談を数多く受けてきました。

私は市議という立場では、その全てに応えることができませんでした。だからこそ、自治体の経営者という立場で、この船橋の可能性をもっと引き出したいと考えています。かつて「商いの都」 と呼ばれた船橋。今こそ、その力を再び呼び起こす
ときです。

何も無いところから挑戦をしてきたつまがりだからこそ
(2011年市議初挑戦当時)
未来を育て挑戦するまち
~市政をギアチェンジ~政策集
障がいのある子にも優しいまち

自慢の娘作

つまがりの原点

障がいのある子にも優しいまちはすべての人にあたたかく、暮らしやすいまちになります。私はそんな船橋を皆さんと一緒につくっていきたいです。

  • そんな船橋は、障がいの無い子にもあったかいまちになります。
  • そんな船橋は、子育てしやすいまちになります。より地域での消費も増えて商店も賑わい、地域経済も活性化します。
  • そんな船橋は、介護や医療を必要とするベテラン世代の皆さんにとっても暮らしやすいまちになります。