本日も特別支援学級設置に関するご相談をいただきました。

本日は、薬園台地域のお母さん達から特別支援学級設置に向けたご相談をいただきました。とてもエネルギッシュで、署名活動をされたいとのお話しもされていて、頼もしさすら感じました。

ご当人にお許しをいただき、プライバシーに配慮して、以下ご意見の概要と私の感じたことをまとめました。悩んでいる他のご家族の方にも参考になればと思います。

他の自治体で過ごした方からは、船橋市内に支援学級が無い学校があることにびっくりされます。

いただいたご意見の概要

  • ASD(自閉症)の傾向があり、現在、通っている学校に支援学級がなく、学校や教育委員会に設置を働きかけているが進展が無い。
  • 他の学区へ通うということは距離が遠くなり毎朝の送迎が保護者側にかなりの負担。
  • 通級も考えたが、他の学校へ通うことによって情緒不安定になることを心配して、見送っている状況。また現在利用している放課後デイと通級のの内容が同様であることも見送っている理由のひとつである。
  • 同校ではグレーゾーンを含め、発達に不安を抱えているお子さんがたくさんいる。
  • 学級崩壊を防ぐ点からも支援学級が必要ではないか。
  • 保育所等訪問事業を受け入れてくれる校長とそうでない校長がおり、困っている。
  • 年長のお子さんがいて、発達相談センターには相談済み。発達の遅れがみられるが支援級を選択するかどうかは検討中。これからの就学相談の中で考えていきたい。

つまがり所感

支援学級未設置校における在籍する子ども達・来年度入学予定の子ども達への網羅的なニーズ調査の必要性を感じました。また入学後に支援学級の必要性を感じる親御さん、お子さんもいます。連休明けに市教育委員会に状況を説明、働きかけをしていきます。

今回のように声をあげられる親御さんは決して多くはありません。多くの親御さんは我慢をしてご自身やご家族で抱えてしまっています。そしてその多くの負担がお母さん達にのしかかってしまっています。当事者のご家族自身も子ども達がグレーゾーンや特別支援の必要があることを気付いていないケースもままあります。

総合教育センターの教育相談や市こども発達相談センターにたどり着ける方もいれば、たどり着けない方もいます。市の側、支援の側からもっと積極的に働きかけていくことが重要です。

船橋市総合教育センター 教育相談

船橋市こども発達相談センター 

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この記事を書いた人

つまがり俊明

1977年6月生れ / 船橋市出身 三咲小→御滝中→鎌ヶ谷高校→明大→ベンチャー企業→総務省→神奈川県庁→松下政経塾→船橋市議会議員

~多様性を力に変えていく社会へ~ モットーは「着眼大局着手小局」