レポすけ:…というわけで、志高く晴れて政治家となった津曲さん。
その「目指すところ」というのはどこなのでしょうか?その辺について切り込んでみようと思います。
レポすけ:では伺います。ズバリ!どんな政治家を目指そうとおもったのでしょうか?
津曲:当初は地に足の着いた立派な市議になろうと思っていました。市議会議員は一番生活に近い、市民感覚でいられる立場ですから。

レポすけ:市民感覚、ホント大事ですよね。
市議として生活に密着した市政に関わるほか、例えば「政治家目線」として何か見えてくるものってありましたか?
津曲:ちょっと若年寄りっぽいかもですが~。
「自分の時間」、もっと言い換えれば「人の命」は有限です。自分の想いや理想を広げていこうとすれば、自分以外の誰かに担ってもらって初めて空間的、時間的な広がりが生れます。
レポすけ:言われてみると確かにそうですね。
津曲:真剣に政治を考えるものであれば、人材発掘、発見に行きつかざるを得ません。
レポすけ:あ、それなんかわかります。
街づくりや国づくりは一朝一夕でできるものではないですし。
津曲:もちろん政治家だけが政治をイノベーションするのではありません。政治家のフォロワー、もしくはお尻を叩く役としてのボランティアさん、市民の皆さんも大いに重要です。
レポすけ:ええ!レポすけもチームつまがりの一員ですが、ハリセン片手にツッコミを入れる準備はいつでもできていますよ!
津曲:頼もしい(笑)
でも「政治家」は決してイメージが良く無く、リスクも高いので、自然と良い人が手を上げるのは待つわけにもいかない面もあります。
レポすけ:「政治家になるぜ!」と言った翌日から政治家になれるわけではないですからね。選挙を考えるとなかなか手は上げにくいかもです。
津曲:9年政治の世界に身を置いて感じることは、初めにどのような動機で立候補したのかが決定的に重要です。選挙はボランティアにより支えてもらうわけですから、自分のエゴを中心にしている候補は残念です。政策やビジョンが未完成であっても、まずは「世のため、人のため」というのが基礎かと思います。
レポすけ:そこで「チームの中での人材育成」が重要となってくるわけですね。
津曲:政治活動のお手伝いをしてくれるボランティアや支援チームができてくるとその中には「いつか自分も政治家として立候補したい」あるいは、自分自身も「この人を出したら世のためになる」と思うことも出てきます。
レポすけ:あー、確かに津曲さんのところ、いろんなボランティアさんやインターンさんがお手伝いしてますものね。
津曲:現実に今回の地方選で、私のところでボランティアを経験していた仲間から地方議員が2人誕生しました。
レポすけ:おお!確かな実績!こりゃ説得力ありますね(笑)
津曲:ただ「チームつまがり」の戦力を考えたらリスキーでもあるんですよね。
レポすけ:ははーん。読めましたぞ。政治家になるくらいの優秀な人材が羽ばたくワケですから、チームの戦力ダウンは免れない、ということですか。
津曲:その通り!ただそれは一時的なことです。
優秀なスタッフが抜ける事により、結束力や戦力は一時的にダウンしますが、大きな視点で見ると、メリットの方が大きいと私は考えています。
レポすけ:確かに。チームはまた新たな人材を得て新しい風を起せばいいですからね。
津曲:「なぜこのタイミングでチームを出るんだ。自分勝手だ」というような声がチーム内から出ることもありますし、会社ののれん分けじゃないですが支持者を持って行かれるのではとか、内部の人間関係が難しくなるケースも(苦笑)。
レポすけ:政治家を目指す=選挙とセットですからね。陣取りや票取りを視野にいれたらそうなっても不思議がないのが日本の政治というもの(苦笑)
その辺はさておき、例えば優秀な人材が次から次へバサバサ飛んで行った場合、津曲さんご自身はどのポジションにいるのがベストとお考えでしょうか?
津曲:私自身はより大きな選挙、首長選挙や国政選挙へ出て行った方が、チームをより育てていきやすいという気持ちがあります。
レポすけ:確かに大きな選挙ですね。
津曲:私の事務所自体が政治のインキュベーションの場になったら良いなあと考えています。
レポすけ:いろいろな可能性を孕んだ津曲事務所、いいですね~。
もちろんチーム作りや、チームに場を与えるだけじゃないですよね。津曲さんは国会議員や市長になって、そこでさらに何を目指します?
津曲:国政であれば総務大臣になってもっと地域に任せる地方分権とかやりたいですね。市長や知事であれば、全国にモデルとなる福祉や教育の姿を発信していきたいです。
レポすけ:国政選挙とか首長選挙とかホントに大きな話がでてどうなることかと思いましたが、実に津曲さんらしい目標でレポすけ超安心しました(笑)