放課後ルーム、いわゆる学童について議会でいくつか取り上げました。保護者の方からこんなご意見をいただきました。「子どもが通っているルームの室温が28度を超え壁や床から熱を感じる。こどもや職員の方が熱中症になる前に対応をお願いしたい。」との声です。夏場の空調温度は26~28℃を基準としているとのことですが、ここではそれ以上の温度になっているとのことでした。
調べたところ、この夏にこういった空調対策を要望してきたルームは17か所だったということが明らかになりました。サーキュレーターなどを緊急に設置したようですが、エアコンの対策については充分ではなかったようです。しっかりと予算を取り今年度中、エアコン設置の繁忙期になる前に設置を進めていくべきです。また、これも現場からいただいた声ですが、ルームにも外国ルーツのお子さんが増えており、慣れるまでは翻訳機が必要な状況があります。
しかし現場への配置はされておらず、やむなく現場のスタッフの方が自分のスマホを使っているということでした。これについても改善を求め、早ければ今年度中に必要数が配置されていく模様です。そして船橋市内ではルームの待機者数が10月現在、56人となっています。
こうした中で船橋市では放課後ルーム待機児童対策として民間学童の活用を進める補正予算が提出されました。しかし県内でも珍しい公設公営で学童を進めてきた過去の経緯、これまでの対策が充分なのか、委員会など議会への説明の手順がどうであったかなどのことにより、補正予算が取り下げになりました。機動的な対応は大切ですが、センシティブな内容については丁寧な議論が必要です。