コロナ休校の情報公開とプライバシー保護~子ども達を守ろう~
第6波で相次ぐ子ども達の感染
皆様、こんにちは。オミクロン株はこれまでと異なり、小中学生もかかりやすく、学校生活にも大きな影響を与えています。ピーク時よりも学校休校・学級閉鎖などは落ち着いてきたとはいえ、陽性になった、濃厚接触といった話が後を絶たず、学校現場も保護者も戦々恐々の状況です。
学校現場・子ども達は黙食などしっかりと対策を行っており、3月上旬現在、市内公立小中学校でクラス内での集団感染は確認されていません。部活動は一定のリスクがあり、制限をしています。
学校・自治体間によって異なる情報公開
こうした中で「自主的に休校すべきか判断したいのに、学校のコロナ感染状況の情報が無い。」、「学校間で情報の出し方に差がある」といった声を親御さん達からいただいています。私は基本的には積極的な情報公開を進める立場です。ただし、コロナ関連の情報提供はプライバシー保護と感染拡大防止のバランスがあり難しい問題です。
小学校・保育園などのコロナ休業支援
コロナ陽性や臨時休校などでお休みをした小学生や保育園児などのお世話をしなければいけない保護者が、有給で休暇を取れるように、千葉労働局で勤務先に働きかけを行っています。
厚労省千葉県労働局の特別相談窓口は、043-306-1860(8:30~17:15 平日のみ)
他市では学級閉鎖・学年閉鎖した学校名を公にしているところもありますが、過去に船橋市内の学校への誹謗中傷の電話が殺到した経験を踏まえると、私はそこまでは必要無いと思います。ただし、その学校に関わる保護者・子ども達には学校で何人陽性といった情報提供があってしかるべきです。
これから5~11才で希望するお子さんへのワクチン接種、そして3回目接種も進展していきます。子ども達も学校行事や部活動などで取り戻せない多くの辛抱をしています。子ども達の陽性者数の増加をせめるのではなく、感染や風評被害からも守っていく、そんな船橋でありたいと思います。
江戸川区児童相談所を視察訪問して
千葉県内でも児童虐待への対応は緊急の課題です。より生活に身近な市や区が独自の児童相談所を持とうという流れがあります。船橋市では2026年度に南船橋駅前に市独自の児童相談所を新設する予定です。今回は先行する江戸川区児童相談所を視察訪問させていただきました。
施設の性質上、どうしても閉鎖的になりがちですが、まちなかの分かり易いところにあり、所内の生活空間も事務所も非常にオープンで明るい雰囲気でした。
子どもの自己決定や権利を尊重するといった信念とともに、AIを用いた電話相談共有システムなど最新技術を取り入れることに熱心なことが印象的でした。
船橋市でも、児童相談所の専門スタッフの確保、里親会の結成、市民の皆さんとの情報共有・参加などソフト面の準備を急ピッチで進める必要があります。
詳しくはブログ記事をご覧ください。