
次年度予算について次のような検討状況であることが分かりました。
1.令和2年度予算案の概要と特徴
一般会計の予算は2117億円(前年比-5億円)、特別会計は1068億円(+31億円)、企業会計614億円(+68億円)となり、合計で3798億円(+94億円)となっている。私が注目した詳細としては
- 市長をはじめ市幹部の給与を削減し、行財政改革を推進する姿勢を示す
- 新規事業の凍結の例外は次の3つ:消防本部の建て替え、児童相談所の基本構想をつくる委員会を設置、南船橋駅前の開発
- 税収については所得増、働く人の人口が増えており、個人住民税7億増、地方法人税制度によって法人市民税13億円減
- 学校弁護士であるスクールロイヤーの導入
- 3人に1台のGIGAスクール構想
- こども未来会議からの提案を受けて外国人生徒への支援を強化
- 行田・丸山小などで水泳授業の民間委託
- シングル家庭における養育費確保の支援
- 障害福祉サービスの人材確保の支援(初任者研修を受けて就職した場合は介護施設だけでなく障がい者関連施設でも無料)
- 介護士確保策として家賃補助(保育士と同様に)
詳しくは市議会定例会にて明らかになってきます。
2.つまがりの所感
行財政改革推進という中で市長をはじめ幹部職員の給与を削減するなど内部改革の姿勢を示したのは良かったと思います。
ただ全体としては予算増になっており中身の精査が必要だと思います。行財政改革の中で新規事業は凍結されているが、児童相談所の南船橋駅前設置は例外的に整備を進めるということで取り組みを強化しているとのことで私としてもバックアップしていきたいと思います。
税収については個人住民税が伸びているのは良いのですが、法人市民税は13億円減となっています。
要因は経済的なものというよりも、地方との偏在を是正するという名のもとに国の制度改正があり法人市民税の一部を召し上げられることになったということがあります。
税収減という実害もありますし、本来地方との偏在は地方交付税によって調整が図られるべきもので、課税自主権や地方自治の関係からも課題があると思います。
個別の事業については私も提案してきたものや文教委員会でも視察、調査をしてきたものもあり、市の取り組みに感謝をしたいと思います。詳細については13日から始まる会派への議案説明会の中で明らかになりますので、またおって発信していきます。
他の「子育て支援」タグ記事一覧
-
活動報告・お知らせ
船橋一直線!118号 つくば市を訪問・市職員再採用制度
学習障がいの支援で先行する茨城県つくば市を訪問 学習障がい(LD)とは、特定の学習分野(例:読書、書き取り、計算など)で困難を感じる状態です。これは発達障がいの一つと考えられています。 船橋市議会文教委員会の視察研修とし […] -
活動報告・お知らせ
船橋一直線!117号 特別支援学級増設・市川市のカメラ付き防犯灯設置
特別支援学級の増設について 特別支援学級とは、知的障がいや発達障がいなどのある子どもたちが、個別の支援を受けながら学べるクラスです。そのニーズは増しており、毎年のように保護者の方々から支援学級設置の要望や議会への陳情書が […] -
週刊つまがり
【週刊つまがり動画配信 #181 】つくば市の学習障がいに関する特別支援教育
先日、船橋市議会文教委員会でつくば市を視察してきました。つくば市は2005年につくばエクスプレスが開通し、人口が増加傾向にあります。筑波大学を市内に擁する学園都市でもあります。 つくば市には公立として、31の小学校、13 […] -
活動報告・お知らせ
船橋一直線!116号 市政アンケート実施中!皆様の声を聞かせてください!(2024年版)
こんにちは。 図は船橋市が行った市民意識調査の「市の施策で力を入れるべきもの」の上位5位の移り変わりです。 今年もつまがり独自の市政アンケートを行います。今回で5回目になりました。毎回、行政の統計では捉えきれない、生活や […]